【親も知らない今どき入試】志願者が増えている主要私大ランク 立教、上智、学習院が入試改革で人気 受験者減少で増加は3校のみ - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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志願者が増えている主要私大ランク 立教、上智、学習院が入試改革で人気 受験者減少で増加は3校のみ

 今週は2月12日現在、志願者が増えている主要私立大ランクを紹介したい。主な私立大110大学を調査した。

 今年は受験生数減で、志願者増の主要私立大は3校にとどまっている。今後、出願が締め切られ、増加に転じる大学が出てくると思われる。今年、受験生が減ったのは、昨年に比べ浪人生が減ったのが大きな理由だ。初実施となった共通テストの浪人生の志願者は、昨年のセンター試験と比べて2割も減った。

 塾講師は「今年の入試改革が不安で現役進学した受験生が多く、浪人生が減ったのでしょう。浪人生は併願する大学・学部が現役生より多くなるため、浪人生が減ると私立大志願者は減ります」という。現状では全体で、昨年より1割ほど受験生が減っているとみられる。

 この逆風の中、志願者が増加したトップは立教大の6・8%増。文学部の1方式を除き、英語を民間の試験か共通テストの成績に代えた。さらに、試験日をたくさん用意し、自分の都合にあわせた日に受験できるよう改革したことが人気の理由だ。

 進学校の進路指導教諭は「昨年のコロナの感染拡大の折に、立教大はいち早くオンライン授業開始を打ち出し、学生支援に力を入れたことが評価されます。この4月からも1年生の授業は対面授業中心と発表しており、そこも人気になった理由ではないでしょうか」という。

 2位の学習院大と3位の上智大は昨年まで一度もセンター試験に参加していなかったが、今年から共通テストに参加した。共通テスト利用入試が人気を集めた。

 また、今年は従来と異なる理由もある。コロナ禍への対応だ。この4月から「原則、対面授業を行う」としているのは、3位の上智大、4位の龍谷大、5位の関西学院大、6位の駒澤大、8位の明治大など。やはり、対面授業の実施が、受験生に好感をもたれていることは間違いないようだ。

 昨年のオンライン授業で「キャンパスにほとんど行ったことがない」「友人もできない」などというのは、受験生にとってマイナスイメージでしかない。コロナ禍での学生生活がどうなるかも、志願者数増減に影響しているといえそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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