【プーチンの国より愛を込めて】実はお酒をあまり飲まないロシア人 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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実はお酒をあまり飲まないロシア人

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 おそらく、読者の皆さまの中でわが国に関するいくつかのステレオタイプのイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、今回はロシアとロシア人に関するいくつかのイメージと真実をご説明いたします。

 私たちが最も多く持たれるイメージは「大量の飲酒をする国」です。こういったイメージは、例えば昔の戦争映画のシーンでみられる、ウオッカを一気飲みするロシア軍人のイメージなどが刷り込まれてしまっているのかもしれません。

 世界保健機関によると、ロシア人の飲酒量は多くのヨーロッパ諸国よりも少ないとのことです。さらに新生ロシアになってからは、アルコール度数の高いウオッカの消費量は落ちる一方で、よりライトなビールなどがポピュラーとなっており、若い人で全く飲まない人も増えています。

 その上、ロシアの人口の15%を占めるイスラム教を信仰する人々も一般的にはアルコールを口にしません。ちなみに、私の家族全員と友人のほとんども普段アルコールを口にすることはありません。

 2番目によくいわれるイメージは、ロシア人はあまり笑顔を見せないという噂です。

 それは残念ながら、ほぼ事実です。私たちは外で会うとシリアスに見えます。それは一見感情のないように見えることもあるでしょう。

 でも、あなたと相手が時間をかけて距離を詰めていくと、相手は心を開いてあなたの友人になります。彼らは喜んであなたを自宅に招き、おもてなしするでしょう。

 ちなみにロシアでも家に入るときは靴を脱いでから入りますので、その風習は日本と同じです。

 第3のイメージは、ロシア人の勤労意欲についてです。

 それは、社会主義時代のように、決まった時間に出勤していればあまり働かなくても平等に給料がもらえたのだろう、というイメージから来ていると思われます。実際、わが国の人々はよく働き、仕事の掛け持ちや夜勤している人も大勢います。そして、夫婦ともに働くことが普通で、女性も産休を終えると仕事に復帰します。

 ただし、ロシアの職場ではショートブレーク、いわゆる日中に何度かのティータイムの時間がありますので、人々はしばしばお茶の友になるお菓子を仕事場に持ってきます。

 一方、ロシアでは、日本人は世界で最も勤勉と聞いておりますが、カロウシ(過労死)という言葉もこちらでは有名です。

 とにかく健康であることが一番ですので、皆さまもくれぐれもご自愛くださいませ!

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザー・トモキヒラタと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。(crystalmint.info)

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