マスク生活はいつまで続く? 2枚重ねての着用は無意味、1枚装着と効果は変わらず 識者「ワクチンを打ち、効果が持続すれば早くて1年」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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マスク生活はいつまで続く? 2枚重ねての着用は無意味、1枚装着と効果は変わらず 識者「ワクチンを打ち、効果が持続すれば早くて1年」

 首都圏の新型コロナウイルスの緊急事態宣言は、21日まで2週間再延長される。解除した地域も変異株による第4波懸念がくすぶっている。外出時のマスク着用が当たり前になって1年が過ぎたが、一体いつになったらマスクを外して暮らせるのか。

 マスクを2枚重ねて着用する人も増えているが、理化学研究所が運用するスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を使ったシミュレーションでは、二重に着けても不織布マスク1枚を隙間なく装着した場合と効果はほとんど変わらないことが判明した。

 不織布マスクを鼻周りに密着させるための細い金具を折り曲げて隙間なく装着した場合、85%の飛沫が漏れない。不織布マスクにウレタンマスクを重ねると89%に向上するが、空気抵抗が増すため隙間から飛沫が漏れる量が増え、結果として捕集効果はあまり上がらないという。

 感染収束のカギとなるのがワクチンだが、高齢者への接種が本格化するのは4月末以降になりそうだ。ワクチンを打てばマスクを外せるようになるのか。

 東北大災害科学国際研究所の児玉栄一教授(災害感染症学)は「ファイザー製ワクチンのデータを見ると、発症を約95%抑え、重症化もワクチンを受けなかった人の10%以下に抑えている。多くの人が順調にワクチンを打ち、一定以上効果が持続して、ウイルスが変わらなければ、早くて1年ほどで元の生活に戻れる可能性がある」とみる。

 懸念されるのが変異株だ。4日までに19都府県に拡大、空港検疫で見つかった例を含め234人の感染が報告された。児玉氏は「ワクチンの効果が落ちる変異株も報告されつつあり、ウイルスの病原性が変わる可能性もある。マスクを外さない方が理想的ともいえる」との見解を示す。

 花粉症シーズンも到来しており、くしゃみが増える時期だ。児玉氏は「くしゃみだと、(高性能の医療用マスク)N95マスクを密着させていても飛沫(ひまつ)が漏れる可能性がある。これまで通り、人に向けてくしゃみをしないこと、くしゃみを手で押さえた場合には速やかに手を洗うことなどを意識するといいのではないか」と話す。

 自分のくしゃみやせきは花粉症によるものだとアピールするバッジやステッカーも販売されている。マスクとの付き合いは当分続くが、トラブルは配慮や工夫で回避できそうだ。

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