大阪で死者激増、感染爆発に伴う業務過多でカウント“無理” 立民・枝野氏「無責任な知事」に大阪・吉村知事「事実誤認だ」バトル勃発 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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大阪で死者激増、感染爆発に伴う業務過多でカウント“無理” 立民・枝野氏「無責任な知事」に大阪・吉村知事「事実誤認だ」バトル勃発

 政府は12日から新型コロナウイルスの緊急事態宣言を東京、京都、大阪、兵庫の4都府県で延長、新たに愛知、福岡両県も対象に加えた。11日に55人の死亡を発表、医療の逼迫(ひっぱく)が続く大阪をめぐり、立憲民主党の枝野幸男代表が「一番悪いのは府知事だ」と批判、吉村洋文知事が反論するバトルも勃発した。

 大阪が11日発表した死者55人は、1日に発表された死者の数としては過去最多だったが、その内訳をみると、4月21~28日の死者が6人、5月1~9日の死者が34人カウントされている。10日に死亡が確認されたのは15人だった。

 感染拡大に伴う府などの業務過多で、患者の死亡後、発表までに時間がかかっているとみられ、直近の死者数を反映した発表ではなくなっている。

 また、死者55人の大半は基礎疾患のある70~90代の高齢者だった。

 3月1日以降に発表された死者668人を死亡日別に見ると、4月30日が38人で最多。感染者が1日1000人を超えた4月中旬から増加し、下旬以降は1日20~30人前後が亡くなっている。また17人が入院治療を受けず自宅で死亡した。

 11日の新規感染者は974人。直近1週間の新規感染者は1日平均851人と減少傾向で、1人の感染者が何人にうつすかを示す実効再生産数も0・8台と1を割り込んでいるが、入院中の重症者は401人で、府が確保した重症病床数を上回り、46人が軽症・中等症病床で治療している。

 府のコロナ対応をめぐっては、立民の枝野代表が10日の衆院予算委員会で、府が2度目の緊急事態宣言が解除された3月1日に重症病床の確保数を3割減らす通知を出したと紹介し、明らかな判断ミスだと主張。「残念ながら無責任な知事もいる。政府はしっかり対応すべきだ」と皮肉る場面もあった。

 これに対し吉村知事は11日、「(すぐに使える)運用病床は感染者数に応じて減らすが、確保病床は減らしていない。事実誤認がある」と反論。3月1日の新規感染者が50人程度で、解除後に一時重症者も減ったとし、枝野氏の認識に誤りがあると指摘した。

 立民と吉村氏が副代表を務める日本維新の会をめぐっては、維新の馬場伸幸幹事長が6日、立民を「日本には必要ない政党」と発言したことも話題となった。

 政党間でいがみ合ってもコロナの感染状況は改善するわけではない。

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