台湾のWHO参加、中国が妨害工作 年次総会の招待状が期限過ぎても届かず 「やはり中国の御用機関」石平氏 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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台湾のWHO参加、中国が妨害工作 年次総会の招待状が期限過ぎても届かず 「やはり中国の御用機関」石平氏

 台湾外交部は11日、今年の世界保健機関(WHO)の年次総会(5月24日~6月1日)の招待状が、期限の10日を過ぎても届かなかったと明らかにした。6日閉会した先進7カ国(G7)外相会合では、蔡英文総統の台湾のオブザーバー参加を支持する共同声明が発表されたが、「中国ベッタリ」とされるテドロス・アダノム事務局長率いるWHOは、国際的な公衆衛生・防疫体制を構築することを放棄したのか。

 「中国の悪意ある妨害は、WHOが技術的議論に台湾を参加させることができない主な障害だ」

 台湾外交部の欧江安報道官は11日、こう訴えた。

 台湾は2009年以降、8年連続でWHO総会にオブザーバー参加していたが、17年以降、中国の反対などで参加できなくなった。17年といえば、テドロス氏が事務局長に就任した年だ。

 国際的な公衆衛生・防疫体制を構築するうえで、台湾の不参加は深刻な地理的空白を生んでいる。G7外相声明とは別に、アントニー・ブリンケン米国務長官は7日、テドロス氏に対し、台湾をオブザーバー参加させるよう求めたことを明らかにした。

 ところが、台湾を「核心的利益」とする中国が猛反発したようだ。

 中国外務省の華春瑩報道官は11日の記者会見で、「世界に中国は一つしかない」「台湾は中国の一部だ。中国の代表には台湾も含まれる」と、台湾の参加に断固反対する立場を表明した。

 WHOのソロモン首席法務官も10日の記者会見で、「加盟国に決定する権限があり、WHO事務局にはない」と述べた。

 これはWHOの責任放棄ではないのか。テドロス氏について最近、来年の事務局長選での再選意向が報じられたが、世界は許すのか。

 中国事情に詳しい石平氏は「コロナを抑えこんだ台湾が参加することで、世界各国は保健衛生のノウハウを得ることができる。それを妨害する中国が、いかに人命や健康を考慮しない政権かが分かる。現在のWHOは『中国の御用機関』としか思えない。こうした状態を放置すべきではない」と語った。

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