【文政権の末路】文大統領、もはや「死に体」化 “反日”独り相撲で没落…不正疑惑、影薄まる外交、遠ざかる与党議員 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【文政権の末路】文大統領、もはや「死に体」化 “反日”独り相撲で没落…不正疑惑、影薄まる外交、遠ざかる与党議員

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任期も10カ月を切った。次期大統領の有力候補として、与党「共に民主党」所属、京畿道知事の李在明(イ・ジェミョン)氏と、前検事総長の尹錫悦(ユン・ソンヨル)氏の名前が挙がり、6月中旬の世論調査では支持率が拮抗(きっこう)している。

 文氏にとって、「尹大統領」の誕生は悪夢である。文政権の強烈な圧力によって辞任に追い込まれた尹氏は、恨み重なる文氏の「旧悪」を徹底的に暴きたて、一族郎党をことごとく犯罪人として処断するに違いない。

 罪状はいくらでもある。「検察改革」の名を借りた反政権派検事の人員整理や大量左遷は、「国を誤る重大な職権乱用行為」となる。

 個人的にも、文氏は2020年4月に釜山近郊で農地を10億ウォン(約9800万円)で購入し、9カ月後に宅地に変更手続きをしており、脱法疑惑が持ち上がっている。さらに文氏の娘や親族による土地投機疑惑もくすぶったままだ。

 韓国社会では、権力者が一族の面倒をみるのは当然であり、たたけばホコリがでるのが韓国の大統領である。汚職行為を追及されて自殺した盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は「大統領になって親戚が3倍に増えた」と嘆いていたという。

 文氏は今、盧氏の二の舞になることを、心底恐れているはずだ。何としても政権の支持率を高めて、身内から後継大統領を出さねばならない。国内経済は文政権の失政に加えて、コロナ禍で惨憺(さんたん)たる状況にある。後は外交に活路を求める以外にない。

 そこで、文氏は5月にワシントンで開かれた米韓首脳会談を「最高の歴訪であり、最高の会談だった」とアピールしている。だが、その実態を見れば北朝鮮への一部制裁解除どころか、中国が嫌がる「台湾海峡の平和と安定の重要性」まで共同声明にうたわされた。コロナワクチンも韓国軍55万人分しかもらえず、結局、ジョー・バイデン大統領に太刀打ちできなかったのだ。

 さらに、6月11日から、英コーンウォールで開催された先進7カ国(G7)首脳会議に招待客として勇躍出かけたが、G7メンバーの正式会議にも参加できなかった。エリザベス女王との面談にも加えてもらえず、日米との首脳会談も事実上拒否されて恥をかいて帰ってきた。与党の「共に民主党」でも、文氏から距離を置く議員が次第に増えている。

 文政権を支持する市民団体は、尹氏を複数の詐欺事件に関わったとして告発した。だが、いずれも過去に「嫌疑なし」の判断が出ており、無理筋の訴えである。

 では、文氏に残る手段は何か。歴代大統領のように「反日」という伝家の宝刀に頼るしかないはずだ。島根県・竹島上陸も十分あり得る。

 しかし、レームダック化した文氏のパフォーマンスが、もはや国内外の共感を呼ぶことはない。「反日」を叫び、独り相撲で没落していく文政権の末路を、日本は冷めた目で見届けることになるのだろう。 =おわり

 ■松木國俊(まつき・くにとし) 朝鮮近現代史研究所所長。1950年、熊本県生まれ。73年、慶応大学を卒業し、豊田通商に入社。直後から韓国担当を務め、80~84年、ソウル事務所に駐在する。秘書室次長、機械部次長を経て、2000年に退社。松木商事を設立する。韓国問題を長く研究している。著書に『恩を仇で返す国・韓国』(ワック)、『日本が忘れ韓国が隠したがる 本当は素晴らしかった韓国の歴史』(ハート出版)、監修に『今こそ韓国に謝ろう』(飛鳥新社・百田尚樹著)など。

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