【昭和のことば】戦争終結から27年、グアム島で元日本兵が発見され日本中が仰天 「恥ずかしながら」(昭和47年) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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戦争終結から27年、グアム島で元日本兵が発見され日本中が仰天 「恥ずかしながら」(昭和47年)

 この年、グアム島で元日本兵が発見され、日本中が仰天した。戦争終結から27年。大人はもちろんのこと、高度経済成長と歩調を合わせるように成長してきた(筆者を含む)子供たちは、一体何のことかと目が点になった。

 「恥ずかしながら、横井、生きながらえて帰ってまいりました」。これが、発見された元日本兵、横井庄一のことばである。ゆるい敬礼をしながらのこのセリフ。尊敬半分、茶化し半分、マンガやテレビのコントなどを通じて、おおいに流行した。

 この年の主な事件は、「連合赤軍、軽井沢浅間山荘に籠城(浅間山荘事件)」「明日香村高松塚古墳で極彩色壁画発見」「大阪・千日前デパートでビル火災、118人が死亡」「沖縄の施政権返還。沖縄県発足」「イスラエルで日本人ゲリラ3人が自動小銃乱射。死者26人」「『日本列島改造論』を発表、第1次田中角栄内閣成立」「運転時の『初心者マーク』の貼り付けを義務化」「パンダのカンカン・ランランが上野動物園へ到着」など。

 第11回冬季五輪札幌大会で、笠谷幸生ら日の丸飛行隊が70メートル級ジャンプで金、銀、銅メダルを独占。ミュンヘン五輪では、男子バレーボールが優勝、男子体操団体が4連覇を達成した。有吉佐和子が『恍惚の人』を発表。テレビでは『刑事コロンボ』や『アタックNo.1』が人気となった。

 本人は意外なほどに早く「現代社会」に適応し、それもまた話題となった。テレビや雑誌などで「生活評論家」を名乗り、当時のサバイバルブームに乗り、ちょっとしたブームを起こした。 =敬称略

(中丸謙一朗)

 〈昭和47(1972)年の流行歌〉 「女のみち」(宮史郎とぴんからトリオ)「瀬戸の花嫁」(小柳ルミ子)「ひとりじゃないの」(天地真理)

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