無免許&人身事故の木下都議問題 都議会が警視庁の責任追及へ 辞職勧告決議可決 自民・川松都議「忖度あってはならない」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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無免許&人身事故の木下都議問題 都議会が警視庁の責任追及へ 辞職勧告決議可決 自民・川松都議「忖度あってはならない」

 東京都議会は23日、臨時の本会議を開き、都議選(4日投開票)中に「無免許運転」で「人身事故」を起こし、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」を除名された木下富美子都議(54、板橋区選挙区)への辞職勧告決議案を、全会一致で可決した。木下氏には「当て逃げ」疑惑も報じられている。都議会会派では、警視庁の事故後の対応を疑問視する声が噴出しており、今後、都議会で取り上げられる可能性が出てきた。

 「今回の行為は都民の信託を受けた都議会議員としての自覚を欠く恥ずべきものである」

 辞職勧告の決議文にはこうあった。法的に拘束力はないが、小池都知事は臨時会終了後、「木下氏には決議をしっかり受け止めてほしい」と記者団に語り、改めて議員辞職を通告した。

 木下氏は1人会派「SDGs東京」を立ち上げている。臨時会は体調不良で欠席したが、任期4年間で総額8000万円近い報酬を得られる議員を続ける意向のようだ。

 こうしたなか、TBSが22日に報じた「“無免許”運転で人身事故の都議 “当て逃げ”か 被害者が初証言」という独自ニュースが注目されている。

 警視庁は昨年10月、俳優の伊藤健太郎さんが都内で乗用車を運転中にバイクと衝突し、そのまま立ち去ったとして自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、即日公表している(=その後、東京地検が不起訴処分)。木下氏への対応とは違い過ぎ、結果的に、有権者の判断材料を奪ったことになる。

 東京維新の会の松田龍典都議は「全国では無免許運転でもすぐに発表されるケースがある。警視庁の判断が適切だったのか不公平感もある。ここは都議会でしっかりと追及すべきだ」と語った。

 都議会自民党の川松真一朗都議も「警視庁が隠蔽(いんぺい)したとは思わないが、次から次にいろんな証言・証拠が出ており、『木下氏が何度も免停になっていた』との報道もある。警視庁からも、説明できるところは説明してもらわないと、皆のモヤモヤ感は解けない。木下氏が都議選候補者だからなど、忖度(そんたく)があってはならない」と指摘した。

 都議会立憲民主党の西沢圭太幹事長も「警察は当初、『公表する基準に満たなかった』と説明していたが、基準は曖昧(あいまい)で、果たして本当にそうなのかと疑問だ。今後、警視庁の基準や情報提供のあり方も当然、問われる」と語った。

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