【編集局から】アスリートに観客の存在がいかに重要か - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【編集局から】アスリートに観客の存在がいかに重要か

 日本選手団が史上最多の金メダルを獲得している東京五輪。記者は埼玉スタジアムでサッカーの取材を担当しました。

 数年前に埼玉スタジアムでの試合を取材していますが、当時と様子が一変していたのは、最寄り駅の浦和美園駅からスタジアムまで続く、歩行者専用通路の光景でした。

 普段は出店が立ち並んでサポーターでごった返し、関係者が帰途に事故が起きないか、懸念しているほどだと聞きますが、無観客開催の五輪では、試合前後も数人の関係者が歩いているだけでした。

 こうした異様な静けさは試合中も。会場でも関係者やベンチの選手の拍手や歓声とともにセミの声が響いている状態でした。「サッカーの中継を見ていて、虫の声が聞こえてくるのはこれまでになかった」と先輩記者。

 会場では歓声を模した音声を流す工夫がとられていますが、チャンスでもないところで急に盛り上がったり、選手がゴールを決めても静かだったりと、やはり限界を感じます。

 アスリートを鼓舞するうえで、観客の存在がいかに重要なのか、改めて考えさせられました。 (S)

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