韓国大統領選“反日・醜聞”どっちもどっちか 与党・李氏は「日本は侵略国家だ」発言、野党・尹氏は義母が詐欺罪で実刑 識者「日本は焦る必要ない」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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韓国大統領選“反日・醜聞”どっちもどっちか 与党・李氏は「日本は侵略国家だ」発言、野党・尹氏は義母が詐欺罪で実刑 識者「日本は焦る必要ない」

 来年3月の韓国大統領選で、最大野党「国民の力」は、尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長を公認候補に選んだ。与党「共に民主党」はすでに李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事を公認候補に決めているが、両候補ともスキャンダルを抱え、本番まで波乱含みだ。どちらが勝っても日韓関係は良くなりそうもない。

 

 国民の力は5日の党大会で、党員投票と世論調査によって尹氏の公認を決めた。

 尹氏は6月に出馬表明した際、日韓関係の改善に意欲を示していたが、会見を開いたのはソウル市内にある独立運動家、尹奉吉(ユン・ボンギル)の記念館だった。尹奉吉は旧日本軍の首脳らを死傷させたテロを起こし、死刑となったことで知られる。尹氏側は「尹奉吉の愛国精神をたたえる場所で、私たちの先祖が命をささげた韓国建国の土台である憲法精神を受け継ぐ意思を国民に示すためだ」と説明した。

 文政権と対立して検事総長を辞任して注目された尹氏だが、スキャンダルも相次いで発覚した。義母が詐欺罪で実刑判決を受けたほか、検事総長在任中には側近を通じて自らに批判的な与党関係者を刑事告発するよう野党側に働きかけたとする疑惑も浮上。軍事クーデターで政権を握った全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領を擁護するともとれる発言も物議を醸した。

 対する共に民主党の李氏は、その過激な言動から「韓国のトランプ」と呼ばれる。日本については「重要な隣国ではあるが、敵性国家と思う」「侵略国家である日本が分断されるべきだった」など、反日発言も枚挙にいとまがない。知事時代に日本製品の不買を行ったこともある。

 李氏には京畿道・城南(ソンナム)市長時代の都市開発事業における疑惑があり、4日には背任などの疑いで2人が逮捕された。捜査の手が李氏にまで及ぶ可能性を指摘する韓国メディアもあるが、当の本人は「逮捕されるのは李在明ではなく尹錫悦候補のようだ」と強気の姿勢だと東亜日報が伝えた。

 韓国社会世論研究所は8日、尹氏の支持率が43%で、李氏の31・2%を大きくリードしたとの調査結果を発表した。尹氏の支持率は前週より10・6ポイント上昇し、李氏は2ポイント下落した。

 一方、8日発表の世論調査会社「リアルメーター」の調査では、国民の力の支持率が結党以来最高となる46%を記録。共に民主党の支持率は25・9%で、2017年5月の文在寅政権の発足以後、最低値となった。

 ジャーナリストの室谷克実氏は、「李氏は支持率が下がっており、文大統領が勝てないと判断すれば強制的に公認を取り消す可能性がある。野党も分裂の可能性があり、選挙本番の3月まで展開は読めない」とみる。

 その上で「尹氏が大統領になれば、文政権以上の冷えた日韓関係にはならないだろうが、良くなるとも思わない。李氏は反日言動が目立つが、行動で示すことができるかは不明。いずれにしてもボールは常に韓国側にあり、日本が焦る必要は全くない」と指摘した。

 中道系野党「国民の党」からは安哲秀(アン・チョルス)代表、革新系の「正義党」から沈相●(=女へんに丁)(シム・サンジョン)元党代表が出馬表明している。

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