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関東、今週半ばにまたまた大雪! 元凶は「南岸低気圧」

ニュースカテゴリ:政治・社会

関東、今週半ばにまたまた大雪! 元凶は「南岸低気圧」

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雪に覆われた山梨県早川町の民家=17日午前  関東甲信と東北に記録的な大雪をもたらした低気圧。招かれざる“お客”の来訪はまだ終わらない。今週半ばの19日から20日にかけ、首都圏など広い範囲で雪が降る見込みという。再び厳戒の週末となるのか。警戒が必要だ。

 14〜16日に降った大雪の影響で死者は群馬、埼玉など7県で計15人に上った。雪の重みで車庫などの屋根が崩落し、下敷きになったケースが目立った。

 山梨、宮城両県などでは17日午前になっても、積雪で道路が通行できなくなり孤立した集落が残った。一部では災害派遣要請を受けた自衛隊が除雪作業を行った。

 山梨県では、早川町全域の約1200人と、富士河口湖町のホテル宿泊客ら150人がそれぞれ孤立。県は2つの町を含む4市町村に災害救助法の適用を決めた。

 宮城県丸森町では約800世帯の約2400人が孤立。東京都の奥多摩町で約500人、檜原村で約700人が移動できないでいる。

 長野県と群馬県の間の国道18号では、約400台が立ち往生し、ドライバーらには自治体などが水や食料を配り、長野県軽井沢町では避難所が設けられた。

 2週続いた週末の大雪。これで一服、とはいかないようだ。

 気象庁は、18日から19日ごろにまた別の低気圧が日本の南海上を西から東に移動すると予想。広い範囲で雪が降る見込みで、関東地方では19日から20日にかけて雪害を受けそうという。

 大雪の元凶として注目されているのが「南岸低気圧」だ。南海上の湿った空気がこの低気圧に流れ込み、上空の強い寒気に冷やされたことで、雨ではなく大雪となった。

 南岸低気圧の発生自体は、別に珍しいことではない。例年、日本列島の太平洋側で2月から3月上旬にかけて雪が降りやすいのは、この低気圧が原因。問題は昨年の成人の日や今年の連続大雪など、気象が大きく乱れていることだ。

 「気象庁の観測では、日本の南海上の海面水温が平年より高めの24度前後で推移している。蒸発する水蒸気の量が普段より多い。非常に湿った空気が強い寒気で冷やされたため、大雪となった。海水温がすぐに下がることはなく、日本列島上空にもまだ強い寒気は流れ込んでくる。3月上旬にかけて大雪を繰り返す危険がある」(気象予報士)

 前回は降りやまない粉雪、今回は屋根を押し潰すボタ雪。次はどんな雪害が襲ってくるのか。

 ■安倍首相全力支援へ

 安倍晋三首相は17日の衆院予算委員会で、関東甲信などでの大雪被害に関し「関係自治体と連携を密にし、関係省庁一体となって国民の生命、財産を守るため対応に万全を期す」と述べ、国としても全力で支援する意向を強調した。被災者に向けて「亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げる」と表明。記録的な大雪となった山梨県には政府調査団を派遣し、情報収集と支援に当たると説明した。

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