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【日本の解き方】維新分裂で示された橋下氏の戦闘能力と判断力 待望論浮上し政局の目玉に

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【日本の解き方】維新分裂で示された橋下氏の戦闘能力と判断力 待望論浮上し政局の目玉に

 維新の党が大騒動だ。大阪系と東京系で主導権争いをしている維新は、これまで「みんなの党」との合併寸前であったが解消、「太陽の党」の合流後に分離、そして「結いの党」と合併し、今に至っている。

 みんなの党との合併解消は、政策の価値観は合ったが、代表同士のケミストリー(相性)が合わなかった。太陽の党の合流・分離は、代表同士のケミストリーは良かったが、政策の価値観が合わなかった。今回は、ケミストリーも政策の価値観も合わなかった。みんなの党は解党したが、維新も解党しようとしている。

 大阪系の主張は、(1)今の松野頼久「代表」は任期切れで権限なし(2)24日に臨時党大会で解党を決定−というもの。東京系は(1)今の松野「代表」は正統性がある(2)大阪系議員の大量除名(3)24日の臨時党大会は無効−と主張している。

 問題の本質をざっくりいうと、党大会と執行役員会のどちらの決定を重視するかである。党大会は会社でいうところの株主総会、国では国会に相当する。執行役員会は会社では取締役会、国では政府にそれぞれ対応すると考えてもいいので、党大会の決定を根拠とする大阪系のロジックを崩すのは困難だ。しかも党大会では、数で優位な大阪系に分がある。

 さらに、東京系は、大量除名処分の際にデュープロセス(弁明を聞く機会を設けたり、不服申し立てに対応するなど)を行わなかったという痛恨のミスをした。これで勝負あった。

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