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【世界遺産旅行講座】富山・南砺市新たに城端曳山祭りが登録 伝える心こそが真の遺産

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【世界遺産旅行講座】富山・南砺市新たに城端曳山祭りが登録 伝える心こそが真の遺産

 私の父方の祖先は東大寺最大の荘園であった黒田荘(現三重県名張市)の出身ですが、この地では東大寺二月堂のお水取り(修二会)に使用される「松明(たいまつ)」の調進という伝統行事が今も行われています。しかし、私は母方の実家があった伊賀上野(現三重県伊賀市)の俳聖松尾芭蕉生家の向かいで生まれ育った関係から、子供の頃より「松明調進」ではなく、上野の伝統的な「天神祭り」に参加し、旅を住処(すみか)として生きてきました。

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 この「天神祭り」は京都祇園祭の山ほこに似た「だんじり(桜車)」の巡行で有名な祭りですが、何とこれが今年、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなって私自身感無量です。今回の登録対象は「山・鉾(ほこ)・屋台」を巡行させる全国18府県の33の祭礼で、地域社会の安泰や災厄除けを祈願する行事です。

 そこで今回はその一つ「城端(じょうはな)曳山祭り」で知られる富山県南砺市の世界遺産「五箇山合掌造り集落」をご紹介します。

 五箇山の合掌造り集落は1995年に岐阜県の白川郷集落とともに世界遺産に登録されて以来、観光客の人気を集めていますが、庄川の中流域にあって陸の孤島のような秘境です。稲作に不向きな土地柄であったためか、養蚕とともに加賀藩によって保護されていた火薬原料の塩硝生産を家内工業として行っていました。相倉や菅沼の立派な合掌造り集落は、この家内工業の発展とともに大きくなり、また多層化していったと考えられます。

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  • こきりこ節ささら踊り
  • 五箇山菅沼集落
  • 城端曳山祭り

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