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星野さんから楽天フロント入り要請も断腸の思いで固辞… 覆水盆に返らず「一度仕えてみたかった」と後悔 (1/2ページ)

 星野仙一さんの突然の訃報に、驚きと悲しみの思いで一杯だ。

 星野さんとは、直接仕事をご一緒したことはないが、よく声を掛けてもらった。チームづくりや球界のありかたについて、わたしのような者にも意見を求め、そうか、そうか、と真剣に耳を傾ける姿に、星野さんの人望の厚さの一端を垣間見た気がしていた。

 実はホークス退団後、熱心に楽天のフロントに誘っていただいた。

 「一緒に新しい歴史を創ろう。調整が必要な方面があれば、どこへでも行くよ」

 涙が出るほどうれしかったが、当時わたしは大恩あるホークス球団から、勤続10年を節目に研究の世界に戻る決断をしたばかりで、断腸の思いで固辞した。急逝の報に接し、一度星野さんに仕えてみたかったとの後悔の念に駆られてならないが、覆水盆に返らず。

 その後もお会いする機会は何度かあり、野球人口の減少と、野球界が組織的・包括的な普及活動をできていないことについて、「プロもアマもセもパもない。野球界が一体とならないと野球に未来はない」と深く憂えていた。

 実際、未来を担う少年少女の野球離れは深刻だ。全日本野球協会によれば、この10年間で小中学生の野球人口は66万→49万と26%減である。同期間における子供人口(中学生以下)の減少率は8%足らずだから、少子化の影響と片づけるわけにはいかない。

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