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胃がんから復帰、広島・赤松の言葉が胸に迫りました ワタクシのなけなしの記録を破った男 (1/2ページ)

 「野球ができる喜びを感じています」

 その言葉自体は、これまでにも数多くの選手が口にしてきたでしょうが、彼がいうと特別な真実味を持って胸に迫ってきます。

 昨季オフ、広島の赤松真人外野手(35)と広島市内で2人で食事をする機会がありました。

 一昨年12月に受診した人間ドックで、胃がんが発見された赤松。自覚症状は全くなく「信じられない」のひとことだったそうです。

 外野守備と走塁のスペシャリストで、フェンスに飛び乗り本塁打性の大飛球をキャッチしたこともありますし、僕が捕手で彼が代走に出てきたときには、絶対盗塁されると強烈なプレッシャーを受けたものです。対戦相手にとっては実に嫌な存在です。

 その赤松が昨年1月に胃の半分を切除する手術を受け、リンパ節にも若干の転移が見られたため、そこから半年間、抗がん剤を投与しながら治療を続けました。副作用で体がだるく力が入らない。それは言葉に表せないほど厳しい治療で、「もう野球はできない」と思ったそうです。

 そんな中、ファンからたくさんの手紙が届きました。チームメートたちも、菊池涼介内野手(27)をはじめ電話やLINEを通じ「早く戻ってきてください」だけではない、さまざまな言葉をかけてくれたそうです。

 「ファンとチームメートに支えられました」

 これもよく耳にするセリフではありますが、誰がいうよりも実感がこもっていました。

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