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《zak女の雄叫び お題は「新年度」》平昌五輪アスリートの戦いはすでに始まっている

 あの熱狂から、まだ冷めやらずにいます。

 2月25日に閉幕した平昌冬季五輪で日本選手団は史上最多のメダル13個を獲得しました。しかしより印象深かったのは、戦いを終えたトップアスリートたちがお互いの健闘をたたえ合う、すがすがしいシーンの数々でした。

 特に、スピードスケート女子500メートルで優勝した小平奈緒選手が、2位になった韓国の李相花(イ・サンファ)選手に寄り添ったレース後の光景は、生涯忘れないと思います。

 世界で最も輝かしいメダルを手中に収め、興奮高まる瞬間だったはずなのに、小平選手が李選手に向けたまなざしはとても穏やかで優しく、ライバルへの敬意と思いやりに満ちたものでした。日の丸と太極旗、それぞれの国旗を掲げながら小平選手と李選手が肩を並べてウイニングランする姿をテレビで眺めながら、幸せな気持ちになりました。

 こうして私が平昌冬季五輪の余韻に浸っている間にも、オリンピックアスリートたちは次の戦いへと気持ちを切り替え、始動しています。小平選手は3日から始まる世界スプリント選手権(中国・長春)へ、同じくスピードスケート女子で金銀銅3つのメダルを獲得した高木美帆選手は9日からの世界選手権(オランダ・アムステルダム)に向け、2月末に日本を発ちました。

 フィギュアスケート男子の宇野昌磨選手に至っては、銀メダル獲得翌日の会見で「まだ今シーズンは終わっていないので、世界選手権に向けて明日、明後日から練習したい。ジャンプの完成度の高さなどはまだ自分に足りていないところなので練習したい」と、周囲のお祭りムードをよそに、すでに次の試合へと気持ちを向かわせていました。浮き足立つことのない求道者のような姿に私は尊敬の念を抱きました。 

 きょうから3月。新学期を目前にした、心機一転の時です。平昌冬季五輪のアスリートたちから受け取った前向きなエネルギーを糧にして、私も目の前のささやかな目標と向き合っていきたいと思います。(A)

 きょう部署異動になったばかりのアラフォー。

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。3月のお題は「新年度」です。

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