zakzak

記事詳細

ヤンキース戦を客として観戦するなら? ロードで見たいスタントン、ジャッジの打撃練習

 もしも渡米して米大リーグのヤンキース戦を観客としてみるなら、筆者はホームよりロードを選ぶ。本拠地ヤンキースタジアムは米国駐在時に最も通った球場で新鮮味がない上、ホームチームの打撃練習は開門前に終わってしまうからだ。

 ヤ軍の遠征先で見たいのは、昨季両リーグ本塁打王の打撃練習だ。ジャンカルロ・スタントン(28)、アーロン・ジャッジ(25)両外野手の柵越えの共演。想像するだけでワクワクする。

 身長198センチのスタントンはマーリンズで昨季放った59本塁打のうち13本の飛距離が450フィート(約137メートル)以上。201センチのジャッジは52発中10発だったが、そのうちの一発は昨季大リーグ最長の496フィート(約151メートル)を記録した。

 ヤ軍を担当していた頃は、何度も打撃練習に目を奪われた。歴代4位の通算696本塁打を誇るアレックス・ロドリゲスや、509本塁打のゲリー・シェフィールド、440本塁打のジェーソン・ジアンビらが次々に放つ放物線は、ずっと眺めていたいほど美しかった。しかもフォームや練習方法に疑問があれば、すぐに取材できる。野球記者の醍醐味だ。

 「米国にいた頃、『Aロッドは打球音がスタントンと違う』と言っていたよな? テレビやネットでいくら試合を見られても、この打撃練習の迫力は球場へ来なければ分からない」とヤ軍の番記者から挑発的なメールが届いた。確かに便利な世の中にはなったが、現地へ足を運ばなければ得られない感動はまだたくさん残っている。

 ■田代学(たしろ・まなぶ) サンケイスポーツ編集局次長。1991年入社。プロ野球や五輪担当などを経て、2001年から13年11月まで米国駐在の大リーグ担当キャップ。全米野球記者協会の理事や、13年ワールドシリーズの公式記録員を日本人記者で初めて務めた。米国での愛称は「ガク」。 

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース

アクセスランキング