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打倒スイス 本田トップ下で短いパスがキュンキュン動くか!だろ~

 オーストリアで合宿中のサッカー日本代表は6日、初めて非公開で戦術を確認。本田圭佑(31)=パチューカ=は、「優勝しか目指していない。毎試合1点を取りに行くスタイルでやる」と意気込んだ。(聞き手・久保武司)

 --合宿では本田のトップ下を試しているが

 清水「どのシステムがハマるのか、西野もまだ見極めきれていないんだろう。(ガーナ戦で)3バックも失敗しちゃったし」

 --そんな中、国際親善試合でFIFAランキング6位のスイスと対戦する(日本時間9日午前2時開始予定=スイス・ルガノ)。同60位の日本にとって雲の上の相手だ

 「何度でもいうが、W杯ロシア大会出場国の中でも日本は弱い。相手がどうのこうのではない。自分たちの形をどう作っていくかだから」

 --4バック・本田トップ下の試金石になる

 「それをやるのなら、ザッケローニ元監督が率いた4年前のブラジル大会のときのサッカーに逆戻りってことよ」

 --確かに1次リーグ2敗1分けで惨敗した4年前と同じシステムで、おまけに似た顔ぶれ

 「でもな、ザックジャパンは采配初戦でフルメンバーのアルゼンチンに勝った(2010年10月8日=埼スタ)。アウェーでフランスにも勝った(12年10月12日=サンドニ)。ピークをW杯に合わせることに失敗したが、方向性は間違っていなかったと思う」

 --“先祖返り”でも期待が持てる?

 「同じじゃダメでしょ! 本田だって、香川(ドルトムント)だって、長友(ガラタサライ)も長谷部(フランクフルト)も、8年近く代表でやっているんだよ。4年前と同じレベルじゃお話にならない。進歩してなきゃウソだろ?」

 --このシステムであれば、短いパスをつなぐスタイルになる

 「そうさ。(ロングパス主体の)ハリルホジッチ前監督のサッカーに、選手みんなで『NO』を突きつけたんでしょ? だったら、スイス戦では勝ち負けよりも大事なポイントがある。いかに日本の短いパスがキュンキュン、かつてのターボエンジンのように動くかどうか。そこがW杯へ向けての生命線にもなる」

 --チームの雰囲気は過去最高とか

 「そりゃそうだろ。本田のトップ下をはじめ、練習では選手たちにやりたいポジションをやらせているから。ハリル前監督の管理主義から解き放たれたところだし。でも、11人全員がやりたいところをやることは不可能。いざW杯が開幕すれば、みんなが幸せになるチームなんて絶対にありえないから」

 --過去のW杯でも、選手同士が衝突した例は多い

 「だろ~!? 今回そこをまとめられるのは、長谷部しかいない。西野は、本田でも香川でもなく、長谷部と心中する覚悟だと思う。手術歴のある右膝に“爆弾”を抱える長谷部が潰れたら、日本は一巻の終わりだろうな」

 ■清水秀彦(しみず・ひでひこ) 1954年11月4日、東京都生まれ。ポジションはMF。浦和市立高、法大、日産サッカー部(現J1横浜)で日本一を経験。93年のJリーグ開幕戦で横浜Mを率い勝利を収めたのを皮切りに、Jリーグ4クラブで監督を務め通算134勝を達成。

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