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エース吉田が完投! 金足農、秋田県勢103年ぶり決勝進出 甲子園

 準決勝第1試合は、金足農(秋田)が日大三(西東京)に2-1で勝ち、初めて決勝に進んだ。秋田県勢の決勝進出は1915年の第1回大会の秋田中(現秋田)以来103年ぶり。

 エースの吉田輝星投手(3年)が先発し、9安打を浴びながら、134球で1失点完投。奪三振は7。ここまで4試合すべてを完投し、野手の交代もなく9人で戦っている。

 先制したのは金足農。日大三の身長189センチの先発右腕、広沢優(2年)を1回に攻め、1番菅原天空(3年)が中前安打で出塁すると犠打などで2死二塁とし、4番打川和輝(3年)の左翼線適時打で1点を先行した。

 5回には、2番手左腕河村唯人(3年)に食らいつき、2死二塁から5番大友朝陽(3年)の中前適時打でリードを広げた。

 吉田は再三得点圏に走者を背負いながら無失点に抑えていたが8回につかまり、2連打の後、4番大塚晃平(3年)の左前打で1点を失った。さらに2死一、二塁のピンチだったが、中村奎太(3年)をスプリットで空振り三振に打ち取って切り抜けた。

 9回には、この日の最速148キロを記録。内野安打2本で1死一、二塁と粘られたが、左飛、中飛に打ち取った。

 「今までみんなに打って助けてもらったので、今日は自分がカバーする番だと思った。焦りがあったので自分から笑顔を発信した」と吉田。

 吉田が展開や相手打者によって力の入れ具合を3段階で変える“ギアチェンジ”投法は既に代名詞となりつつあるが、プレートに置く右足の位置も変化させている。3カ所の置き場所から投げて、投球に変化をつけている。

 吉田は「試合ではめったにやらない。もともとは甲子園のマウンドは穴が掘れすぎているので、避けるために位置をずらして投げる練習をしていたので応用した」。

 軸足の位置を変化させるとバランスが難しくなるが、下半身の強さには自信がある。

 夏と冬に学校に泊まり込んだ合宿で、朝は金足神社まで往復8・5キロを走り、午後は約100メートルの坂道ダッシュを繰り返した。たくましくなった太ももでユニホームは張り詰め、しゃがんだ際に私服のズボンが破れたほどだ。(片岡将)

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