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体操パワハラ問題に起死回生の一手!? 「朝日生命」の新保険に…

 連日報道されている、スポーツ界のパワハラ騒動、今年はサンマ並みに豊漁ですな。

 なぜ頻繁に、報道されるのでしょう? 今まで選手の地位が低く、運営団体側が厳しく管理してきた。そこで、選手たちが権利を主張し、反旗をひるがえした。そんな見立てです。

 例えばアメリカPGAのゴルフツアーを、例に取ってみましょう。一流選手は地位も年収も高く、コーチをお金で雇います。だからパワハラをコーチから受けるなんて皆無、むしろコーチが結果を出せずに首を切られるかもしれません。

 日本の体操やレスリングなどは、中学や高校でスポーツを学び、大学や実業団に入り、そこからオリンピック候補になるように精進します。いずれにせよ、子供時代からコーチや監督に教わっており、頭を押さえつけられているのが現状です。

 国民栄誉賞を受賞し、4連続金メダルを取った伊調馨選手がパワハラを受けるって、常識じゃ考えられません。あのクラスなら、特別チームを作って、自由にコーチを選べて当然ですけどね。

 結局、日本のスポーツ界は、子供の時から目をつけていた選手が活躍するにつれ、周りの大人たちの権力と利権のエジキになっているのです。つまり売れても、手元に置いておき、人事権、マネジメント権を保持し、多額の助成金の運用にも絡みたいわけです。

 今回の体操界のパワハラ問題は、コーチの暴力事件もありましたが、最終的には塚原夫妻と宮川紗江選手との対立です。そもそもは塚原夫妻が関与している、「朝日生命体操クラブ」へのスカウトですよね。

 塚原光男氏は、体操界のレジェンドですが、すでに70歳。それが18歳の小娘を相手に、会話を録音するとか、姑息すぎます。それで、高圧的な会話はしてないって、そりゃそうだ。

 致命的なのは塚原夫妻が運営を任されている「朝日生命体操クラブ」のイメージダウンです。

 ここは起死回生の解決策を見いだすしかありません。つまり「朝日生命」が「パワハラ保険」を売り出すのです。

 体操選手の宮川紗江がパワハラを受けた。管理職の塚原氏が、パワハラで訴えられた。そんな困りごとも、全てまるっと「パワハラ保険」で解決。いいですねえ。

 どうです、災い転じて福となす月面宙返りのウルトラC企画。採用してくれませんかねって、まず無理だろうなあ。

 ■木村和久(きむら・かずひさ) コラムニスト。本連載と日刊SPA!の連載をまとめた近著「50歳からのかろやか人生」(雷鳥社)が発売中。

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