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“原王朝”を左右するゴジラの動向 「巨人のユニホームはいつ着てくれる?」直球質問に…

 4年ぶりに復帰した巨人・原辰徳新監督(60)が8日、MLBオールスターチームを相手に東京ドームで初采配。球団史上初の第3次政権発足の影の立役者が、敵軍のベースコーチとして参戦中の大物OB、松井秀喜氏(44)だ。

 背番号「83」のユニホーム姿を初披露して臨んだ初陣は黒星。それでも原監督は「ベンチと選手が一体となって戦っているのを感じた」と手応えを口にした。

 試合前練習中には、ヤンキースのユニホームに身を包んだ松井氏と約10分間談笑。「MLBの一員として来たのは素晴らしいな。一塁のコーチに立つときは、時間があるならこっちのベンチに戻ってもいいぞ」などと声をかけたという。

 敵軍の一員としての東京ドーム凱旋に、松井氏は「巨人ファンからブーイングがくるんじゃないか」と危惧していたが、グラウンドに現れると観衆から温かい拍手。試合中には古巣の応援団が、原監督や松井氏の現役時代の応援歌を演奏する粋な計らいも。ただ、球団のレジェンド2人の影響力は、本人たちの意思などお構いなしにチームを揺るがすこともある。

 原2次政権で2度目のリーグ3連覇を遂げた2014年オフ、当時の白石オーナーは公然と「松井君がポスト原の有力候補。来年中にいろんなことを考えなきゃいけない」と発言。両巨頭が同席したチャリティーイベントの記者会見で、松井氏に「原監督の後任を引き受ける意思はあるか」と質問が飛び、原監督が「僕も聞きたいね!」と突っ込む場面もあった。

 契約最終年の15年をこの異常な状況で迎えた原監督は、猫の目のように打順を替えるなど目先の1勝を追うもV逸。長期政権が終焉を迎えたが、松井氏も後任を固辞し、高橋前監督に白羽の矢が立った。こんな非礼な経緯をたどりながら今秋、球団が恥を忍んで原監督に球団史上初の3度目の就任を要請したのは、深刻な後継者不足ゆえだ。

 この日のテレビ中継では、松井氏がインタビューで、解説を務めていた巨人OBの高橋尚成氏から「巨人のユニホームはいつ着てくれるんですか?」と問われ、「いやいや、あなたが先に着てください」とかわす一幕も。この大物の動向が“原王朝”の運命を左右するのは間違いない。(笹森倫)

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