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青学大の連覇ストップ!独自“メソッド”過信…策におぼれた原監督 「2匹目のドジョウ狙い」岩見に重圧

 第95回箱根駅伝で総合5連覇が鉄板視されていた青学大は、往路の出遅れが響き2位止まり。絶対王者がまさかの苦杯をなめた真相は、成功体験に縛られた原晋監督(51)の“自爆”だ。

 3日の復路では、6位スタートの青学大が5区間のうち3区間で区間賞、残り2区間も2位と圧倒的な地力を示し、5時間23分49秒の新記録で優勝。だが総合成績では、往路2位から初優勝をもぎ取った東海大に3分41秒及ばず、2位に終わった。

 史上3校目の5連覇と、史上初の2度目の大学駅伝3冠を逃し、戦前に「過去最高のチームに仕上がった」と自信をみなぎらせていた原監督は、敗因を「私の采配ミス。往路、特に4区を甘く見すぎた」とした。3区で1位に浮上したが、4区岩見(2年)が区間15位の大誤算。続く5区でも立て直せず、致命的な取りこぼしとなった。

 これまでも原監督は4区と、ほぼ同じコースを逆走する7区を若手の抜擢枠としてきた。今回の岩見は2匹目のドジョウ狙い。関係者は「昨年は(17年11月の)世田谷ハーフマラソンで日本人トップだった林(当時3年)を7区に抜擢し箱根デビューさせたら、区間新記録でMVPを獲った。今年も(昨年11月の)世田谷で学生トップだった岩見に、華々しいデビューを飾らせるつもりだった」と明かす。

 だが、選手からは「東洋大・相沢、東海大・館沢と強い選手がいる4区に初駅伝の岩見。相手は気持ちで優位に立てるし、逆に岩見は重圧だったと思う」と疑問の声が上がった。他の追随を許さない選手層の厚さからいって、人選と配置さえ間違えなければ、5連覇は十分可能だったはず。

 原監督は「同じような練習をしているから、使えば当然走れるだろうと。見えないプレッシャーがあったのか。指導力、人選力不足」と反省の弁。「監督就任から15年で完成した」と豪語する独自の選手強化方法“青山メソッド”への過信が元凶といえる。

 すっかり売れっ子となった原監督は、テレビのコメンテーター、全国での講演活動、ドラマやCM出演など本業以外で大忙し。それでもメソッドさえ確立していれば、監督不在の間もチーム全体で底上げが進み、システマチックに箱根を勝たせられる算段だった。

 しかし選手は歯車ではなく生身の人間。原監督は「チーム全体を見渡す厳しい目を持つ必要があると感じた」と神妙に語った。

 一方で出し抜けに、公式ツイッターを4日から開設すると宣言。「陸上や箱根駅伝のあり方、大学スポーツや大学のあり方などを発信していきたい。日本を明るくしましょう!」と意気軒高だ。箱根の連覇が止まったくらいで、露出を控える考えは毛頭ないようだ。

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