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9月20日開幕!日本初開催ラグビーW杯の“主役”を直撃 日本代表・福岡堅樹 「ピューマより速い」スピードスター 20年五輪後は医者の道へ (1/2ページ)

★日本代表・福岡堅樹(26)

 日本初開催となるラグビーW杯が、2019年9月20日に開幕する。前回15年大会で強豪南アフリカ共和国を破り、世界を驚かせた日本代表に期待が高まるが、特にトライゲッターのウイング福岡堅樹(26)=パナソニック=の快足には誰もが目を見張る。20年東京五輪後には医者の道に進む、異色のスピードスターに聞いた。(聞き手=スポーツジャーナリスト・柏英樹)

 --18年の日本代表は、6月の対イタリア戦2試合を皮切りに7試合。福岡選手は全試合に出場し大活躍した

 「ケガなく全試合やれたのは良かったです。ただ、ジャパンとしてはランクが下のイタリア、ジョージア、ロシアには勝てたけれど、世界のトップのニュージーランド、イングランドの壁は厚かったです」

 --前日本代表ヘッドコーチのエディ・ジョーンズさんが『堅樹はピューマより速い』と評したほど、これまでも50メートル5秒8の俊足は評価されていたが、最近はそれに加え、アタックもディフェンスも、ときにはスクラムハーフも務める。トライをする役割にとどまらず、トライの起点にもなっている

 「これからのラグビーでは、ウイングはいろいろな役割ができるポジションだと思います。W杯では相手は日本の弱点をつき、キックを上げてなだれ込む戦法でくるでしょう。そこでこちらは大きな相手と競り合い、ボールをキャッチして反撃する。相手を見たら捕れないので、ボールを見て自分のタイミングで捕るのが大事ですね」

 --外国人選手の巨体、パワーには慣れたか

 「フィジカルの差を感じることはないですね。体が小さくてもスピードとタイミングで十分対抗できます」

 --いまやジャパンの大黒柱になったが、これから目指すものは

 「今度のW杯、2020年東京五輪の7人制ラグビーに全てを注ぎ、それが終わったらラグビーは辞めて医学の勉強を優先するつもりです」

 --あと2シーズンで日本代表も、ラグビーそのものも辞めるのか

 「はい。医者になるのが小さい頃からの夢でしたから。祖父が内科医、父が歯科医という環境で育った影響でしょうか。5歳から始めたラグビーと医者の道の両方を選ぶために筑波大の医学部を受けたけれど、不合格。一浪して翌年も受験したけれど、またダメで仕方なくいったん医者をあきらめ、後期試験で筑波大の情報科学類に合格。当面ラグビーの道だけを歩むことになりました」

 --福岡高3年のときに全国高校大会の花園に出場

 「花園に行く前に、足の前十字靭帯を断裂。手術をしたら試合に出られないので、テーピングで固めていきました」

 --その手術ですごいエピソードが

 「手術後、ボルトを抜くときに全身麻酔ではなく下半身麻酔にしてもらって、モニターで自分の足の内部がどうなっていくのかを見ていました」

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