zakzak

記事詳細

ジャスティン・トーマス 最新理論「ラビットインパクト」で最大飛距離を叩き出せ!

★米ツアー賞金王

 シーズン3勝で賞金ランキングでは1位になったジャスティン・トーマス。インパクトでは両足がぴょんと跳ね、つま先立ち状態になるのが特長だ。

 一昔前なら、「こんな動きをしたらボールがどこに飛んでいくかわからない」と、間違った動きの代表のひとつに挙げられただろう。しかし、現在では、これが飛ばしのために最も効果のある動きとして認識され、“地面反力”とか“床反力”を使った動きとして理論化されている。

 米国では“ラビットインパクト”などと表現されている。

 こうなってみると、実は、実践している選手は意外に多い。ババ・ワトソン、ジョーダン・スピース、レキシー・トンプソンは代表的で、日本選手でも小平智、畑岡奈紗がいる。

 ダウンスイングで左ヒザを曲げて深く踏み込み、インパクト直前にぴんと伸ばす。その勢い、強さによって、つま先立ちになる。そこまで極端にならないまでも地面反力を使ったスイングをしている選手にはタイガー・ウッズ、ロリー・マキロイもいる。

 地面反力自体は、取り立てて難しい話ではない。垂直飛びを想像すればいい。立った状態から両ヒザを深く折り、それを一気に伸ばすことでジャンプする。ブランコ遊びを思い出すのもいい。ヒザの曲げ伸ばしでこぎ幅はどんどん大きくなっていく。こうした地面反力をゴルフスイングに生かしたのが、ラビットインパクト打法である。

 ダウンスイングで左足を踏み込み、ヒザを深く曲げるには、大事なポイントがある。それは、ダウンスイングでは左足に体重が乗っていなければならないということだ。右足体重のまま左ヒザを伸ばすのでは、左腰が引けて明治の大砲になってしまう。

 そこで、アドレスから、やや左足に体重がかかるようにセットし、バックスイングでも、重心を移動させないように左足体重をキープする-というのが、ひとつの方法である。

 もうひとつある。ダウンスイングで腰を左にスライド(平行移動)させて、重心を左に移しながら左ヒザを曲げるという動きだ。

 いずれにしても、地面反力を活用すると、腕がとてつもなく速く振れるようになり、クラブヘッドも想像を超えた走り方をする。現在における最強の飛ばし技といえるだろう。

 ■ジャスティン・トーマス(Justin Thomas) 1993年4月29日生まれ。米ケンタッキー州ルイビル出身。出身校アラバマ大。父、祖父ともにプロで、2歳からゴルフを始めた。2013年プロ転向。16年「CIMBクラシック」で米ツアー初優勝。17年は「全米プロ」でメジャー初制覇など、5勝を挙げて年間王者に輝いた。18年は3勝で賞金1位。通算9勝。178センチ、66キロ。

関連ニュース

アクセスランキング