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ドライバーで飛ばすにはアッパー? 基本はレベルブローに振り抜く

 【今週の質問】ドライバーで飛ばすためには、アッパーブローがいいといわれました。そこで、すくい上げるスイングに取り組んでいます。確かに弾道は高くなり、少し距離は伸びましたが、OBも増えた気がします。

 ドライバーはアッパーブローで打てという。

 そのほうが距離が出るからだというが、あまり特別なスイングをするとやはり不安定になりやすい。

 ドライバーには9度とか10度とかロフトがついている。少しフェースが上を向いているということなので、アッパーに当てると、フェースが軌道に対してより立った状態でボールに当たることになり、高弾道でエネルギー効率のいいボールになるというのである。

 確かにそうなのだろうが、あまりすくい上げる意識が強いと、ダウンスイングでシャフトが寝やすくなる。クラブヘッドが背中の方に回り込みすぎ、インパクト周辺ではクラブヘッドが自分から離れていく軌道になりすぎる。

 いわゆるインサイドアウトが強くなってしまい、そのまま打てば大きく右へ打ち出すミスになってしまう。巻き込むようにフェースを返せば大フックだ。

 意識していなくても、知らず知らずのうちにアッパー軌道になってしまうこともある。高い球で飛ばしてやろうとか、少し打ちやすくしようとか、普段と違う気持ちを持っただけで、いつもよりティーアップが高くなってしまったりする。

 思い描く弾道のイメージが変わってくると、スイングも変化し、その変化が極端すぎると、やはり普段はでるはずのないミスにつながったりするものだ。

 視覚的にティーアップしてあるボールだと、打ち上げるような軌道で打ちたくなるかもしれないが、基本的にはレベルブローに振り抜くようにすればいい。ティーを飛ばさないようにボールだけを払い打つ感じだ。ティーアップなしで打つ直ドラと同じということである。

 また、ボールは滞空時間が長ければ長いほど不確定要素が増えるのだから、高く打てばそれだけトラブルの確率も高くなる。絶対にフェアウエーに置きたいときには、上から抑え気味に振る感じで低い球を打てばいい。スライスしたとしても、プッシュアウトでの右OBのような結果にはならないだろう。

 現在のクラブは性能がいいので、無理に打ち出し角を高くしなくても、ロフト通りに打っていくような感じで十分距離も出る。円軌道のスイングの中で、クラブヘッドがボールの横から当たるようなイメージを持てるようなアドレス、セットアップが大事になる。

 ■佐藤剛平(さとう・ごうへい) 栃木県芳賀カントリークラブ所属。シニアツアープロ。2012年の「ISPSハンダカップ秋晴れのシニアマスターズ」でシニア初優勝。1955年10月25日生まれ。熊本県出身。関西学院大法学部卒。

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