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「大府のママ」激白 吉田沙保里引退の全真相 強く憧れた結婚、失脚した栄氏への忠義 (1/2ページ)

 レスリング女子で五輪3連覇を成し遂げ、2012年に国民栄誉賞を受賞した吉田沙保里選手(36)=至学館大職員=が8日に現役引退を電撃表明した。“霊長類最強女子”が身を引く決断をした真相を、吉田が10代の頃から慕う地元愛知県の炉端焼き店の女将、通称“大府(おおぶ)のママ”が激白。結婚への強い憧れと、恩師の前日本レスリング協会強化本部長、栄和人氏(58)がパワハラ問題で失脚した衝撃の大きさが浮かび上がった。(山戸英州)

 「この度、33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました(中略)みなさん、本当にありがとうございました」

 同日午後4時、吉田は自身の公式ツイッターにこうつづった。公式戦118連勝の金字塔を樹立した超人だが、銀メダルにとどまった16年リオデジャネイロ五輪以降は、母校・至学館大のレスリング部と日本代表で兼任コーチを務め、実戦からは遠ざかっていた。

 女王の引退表明に、至学館大がある愛知県大府市の『炉ばた焼き いろり』の女将で、吉田とは「ママ」「サオちゃん」と呼び合う仲の伊藤喜美代さん(74)は「信じられない。本当に残念」と肩を落とした。

 吉田が初めて同店を訪れたのは、04年アテネ五輪前。恩師の栄氏に連れられて来た。

 「ショートカットでボーイッシュな印象を今でも覚えています。(栄)監督が『今度、アテネに出る教え子だよ』と紹介してくれて、あっという間に活躍してね」

 4度出場した五輪後には必ず報告に訪れ、伊藤さんの首にメダルをかけてくれたという。

 日増しに実力、知名度はアップしたが、「絶対におごらない、うぬぼれないところは昔から変わらない。金メダルを取って帰国しても『ママ、私またゼロから頑張るね』って。東京五輪まで頑張ってくれると思う一方、年齢も年齢だから無理はしてほしくなかった」と複雑な心境を明かす。

 その中で、吉田の引退決意に影響を与えたであろう人物が思い当たるという。元サッカー女子日本代表『なでしこジャパン』の澤穂希さん(40)=顔写真=だ。2人はプライベートで大の仲良し。清涼飲料水のCMでも共演している。

 澤さんは引退直前の15年に結婚、17年には第1子の女児を出産した。「その影響は受けたと思いますよ。サオちゃんも子供が大好きで、よく『子供がほしい』って。同時に『彼氏ができない…』とも。心配なのは、とにかく“面食い”なのよ(笑)。昔、大ファンだった井端弘和さん(元中日内野手、前巨人1軍内野守備走塁コーチ)が結婚したときには『振られた』と落ち込んでたわね」と懐かしむ。

 人生をレスリングにささげ「『私は料理も作れないから結婚は無理』と嘆いていたけど、それこそ好きな人が見つかれば一気に覚えてゴールインするわよ。娘のようなサオちゃんには、正直もうそろそろ結婚してほしい」と期待を寄せる。

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