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JOC竹田会長“7分会見”で潔白主張 質疑応答なしに「イメージ悪化」の声も 五輪招致贈賄疑惑

 2020年東京五輪招致を巡り、贈賄の容疑者としてフランス当局からの捜査を受けている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が15日、東京都内で記者会見を開き、「いかなる意思決定プロセスにも関与していない」と疑惑を改めて否定した。ただ、質疑応答はなく約7分で会見は終了。報道陣からは「イメージは悪化する一方だ」との声も出た。

 JOCがある岸記念体育会館(東京都渋谷区)の会見場には100人を超える国内外メディアの報道陣が集まった。午前11時ごろ、竹田氏は黒っぽいスーツに青いネクタイ姿で現れ、やや緊張した様子で軽く一礼すると、手元に置いた書面を確認しながら「この度は東京五輪・パラリンピック競技大会に向けてご支援頂いている皆様に大変ご心配をお掛けしており申し訳なく思っております」と語り始めた。

 竹田氏が理事長を務めていた招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に支払った2億円超の一部が、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員の買収に使われたとの疑惑について、「支払いはコンサルタント業務の適正な対価」と説明、「私は稟議書に署名したが、いかなる意思決定プロセスにも関与していない」と強調した。

 最後に東京五輪・パラリンピック開催の準備に関わる関係者に影響を及ぼしかねない事態を招いたことを改めて謝罪すると、足早にその場を後にした。報道陣は「質問に答えてください」などと強い口調で呼びかけたが、竹田氏が振り返ることはなかった。

 竹田氏が会見場を去ると、司会を務めたJOCの柳谷直哉広報企画部長(53)が「本件は仏当局が調査中であるため、質問を受けられない」と説明。JOC関係者らによる協議のもと、15日未明に決定された方針だったという。

 会見終了後、報道陣からは「質疑応答を受けないことで、竹田氏や東京五輪へのイメージは悪化する一方だ。答えられないことがあっても、質問に応じることはできるのではないか」などと指摘があり、改めて会見を行うべきだとの要望が殺到した。柳谷氏は検討の有無も含めて明確な回答はしないまま事務局へと戻っていった。

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