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《zak女の雄叫び お題は「春」》箱根駅伝 雪辱を誓う東洋大 三つどもえの激闘再び 

 新春の年明け2、3の両日に開催される箱根駅伝。今年は、5000メートル13分台の選手を多く擁することから「スピード軍団」と呼ばれていた東海大が初優勝を飾った。暖冬で天候に恵まれた関係もあり、今大会は10区間中5区間で区間新記録が出るなど、「高速レース」の展開となった。力のあるランナーが実力通りの結果を出したため、往路優勝した東洋大には厳しい戦いとなった。

 復路が得意な青学大への対策として、東洋大の酒井俊幸監督は、4区に実力のある相沢晃を配置するなど、往路重視の布陣を敷いた。「序盤のどこかで流れが断ち切れた場合、もう一度、追いかけるのは、力勝負になるので難しい。流れを重視した」と酒井監督。作戦は成功。4区の相沢が区間新記録をマークするなど、東洋大は2位の2位の東海大に1分14秒差、5連覇を目指していた6位の青学大には5分30秒差をつけ、往路2連覇を果たした。

 翌日の復路。6区は順調だったものの、7区で東海大に4秒差まで詰め寄られた。7区を走った小笹椋は万全な状態ではなかった。12月に痛めた膝をかばい、両足にできたマメをレース中につぶした。それでも、区間3位と力走したが、東海大と青学大に追い上げられ、小笹は「自分で流れが止まってしまった。チームに本当に申し訳ない」と試合後、涙が止まらなかった。酒井監督は「小笹はよく走ったと思う。ただ、東海大も青学大も強かった」とかばった。

 続く8区の鈴木宗孝は高校時代、駅伝未経験の選手。酒井監督は「復路は単独になる機会が多い。単独走も十分できる」と抜擢(ばつてき)の理由を明かした。しかし、本番は、東海大の8区の小松陽平と並走する予想と違った展開になった。指揮官は「同じリズムで走れる選手だが、今回は記録会ではない。ペースメーカーにならないように、走りのリズムを変えたかった」と序盤に前に出てペースを上げるように指示を出した。東海大と順位が入れ変わりながら、3位以下を突き放すレース展開を期待したが、小松はこれには乗らなかった。小松は鈴木の後ろにぴったりとついて並走し、15キロ手前でスパート。鈴木はついていけずに引き離された。

 最後の9、10区は区間2桁順位と不本意な結果となり、10区で青学大にも抜かれて、3位に終わった。酒井監督は「青学大、東海大と比較して選手層が薄い。力負け」と完敗を認めた。

 東海大は来年も今回の総合優勝メンバーが数多く残る。5連覇を逃した青学大も黙ってはいないだろう。酒井監督は「実戦を経験させながら、しっかりと準備して臨まないと太刀打ちできない。またしっかりとチームを作っていきたい」と雪辱を誓った。来年も、三つどもえの戦いになりそうだ。(K)

 どのランナーをどの区間に配置するかという駆け引きも面白いと感じた野球担当記者。

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。1月のお題は「春」です。

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