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マット・クーチャー スイング軸を安定させる「右ヒジのポジショニング」

★ソニーオープン・イン・ハワイ優勝

 40歳のマット・クーチャーがソニーオープン・イン・ハワイを制した。最終日前半はスコアを崩して首位の座を譲ったものの、バックナインで5バーディーを奪っての再逆転で昨年11月のマヤコバクラシックについで2018-19年シーズンの2勝目だった。

 パワーゴルフが主流になったツアーで、クーチャーはステディーなオールラウンダーとして存在感を示している。バックスイングでは右脇、フォロースルーでは左脇をしっかり締めてスイング軸をキープし、安定したショットを打ち出す。クーチャーの持ち味である。

 スイングアークを大きくした方が飛ぶ。そう考えるアマチュアゴルファーは少なくあるまい。実際、その方が飛距離を伸ばす余地はあるのだが、そこを意識しすぎてスイング軸をキープできずにスエーしているタイプが意外なほど多い。

 そうなると、スイングアークを大きくしようとする動きは逆効果でスイングスピードは上がらず、ミート率も低くなってショットが曲がる-という悩みを抱えることになる。そんな人は、クーチャーの動きを参考にするといい。

 バックスイングでは、右ヒジを右体側につける。注意しなければならないのは、アドレスのグリップ角度をキープしたままでは、トップが小さくなりすぎ、上半身ターンが不十分でクラブを振れない態勢になってしまうということだ。

 そこでクーチャーは、テークバックの始動で早々と左親指を立てるようにコッキングしている。

 実は、ここに挙げた2つの動きはセットとして考え実践する必要がある。コッキング動作は、その直後に右ヒジを右体側に密着させ、右腕をたためる状態にするのと同時に、左肩のターン、上半身の捻転を先導する。

 これでスイング軸がキープされた状態で、コンパクトでも必要十分なトップスイングが作れる。

 スエー癖がついてしまったゴルファーは、参考にするといい。

 ■マット・クーチャー(Matt Kuchar) 1978年6月21日生まれ。米フロリダ州ウィンターパーク出身。出身校ジョージア工科大。プロ転向2000年。02年の「ザ・ホンダクラシック」で初優勝。10年は「ザ・バークレーズ」で優勝して賞金王。18年の「マヤコバゴルフクラシック」で4年ぶりの勝利を遂げた。米通算9勝など。16年リオ五輪で銅メダル。父はテニス選手で、本人もプロ級の腕前。妻は同大学のテニス部出身。193センチ88キロ。

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