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錦織、ジョコ戦に勝機あり! 体力勝負に持ち込んでも精神面で優位に 全豪オープン

 全豪オープン男子シングルス4回戦で、世界ランク23位のパブロ・カレノブスタ(27)=スペイン=に2セットダウンから、フルセットの末、自身最長となる5時間5分の大逆転劇を演じた第8シードの錦織圭(29)=日清食品。世界のメディアは「マジシャン」「マラソンマン」と絶賛した。

 準々決勝の相手は世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。過去2勝15敗で現在14連敗中の天敵。錦織は今大会、4試合で3度目のフルセットですでに14時間近くコートに立っている。蓄積疲労を解消できるかが最大のカギだ。

 ただ、一方のジョコビッチも腰に違和感を訴えており、つけこむ隙はある。4回戦でジョコビッチも22歳のダニール・メドベージェフ(ロシア)と3時間を超す激戦。1ポイントでラリーを42回も続けるなどタフな試合だった。「疲労回復が第一」としている。

 錦織については「彼はまたマラソンマッチで勝った。おめでとうと言いたい。彼はハードワーカーで素早く動く。何度も対戦して勝っているが、タフな試合になる」と話している。

 消耗戦が予想されるが、体は疲れていても、精神的には充実しているのは錦織の方だろう。故障もない。いつもは粘り負けしているが、今度は体力勝負に持ち込んでも勝機はある。奇跡を起こせるかもしれない。

 それにしても、錦織のカレノブスタ戦の粘りは見事だった。勝敗を分けたのは最終第5セットでの、10ポイント先取のタイブレーク。5-8とリードされ、あと2ポイントで敗北という場面。

 カレノブスタのショットがネットに当たって錦織側のライン際に落ち、線審は「アウト」の声。しかし、錦織はそのままプレーを続け、ストレートに打ち込むと審判は錦織のポイントを認めた。

 リプレー検証ではボールがラインに乗っていたことから、カレノブスタはポイントのやり直しを求めて激しく食い下がったが判定は覆らなかった。結局、錦織が計5ポイントを連取して大逆転。微妙な判定だったが、それを生かした錦織と崩れたカレノブスタはメンタルで明暗を分けた。

 女子でベスト8進出を果たした大坂なおみ(21)は次戦でエリナ・スビトリナ(24)=ウクライナ=と対戦する。対戦成績2勝3敗。

 =WOWOWで連日生放送

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