zakzak

記事詳細

「大負けか大勝ち」なタイプ? 白鵬を追う唯一の1敗力士、千代の国の不気味さ

 ■9日目=21日、東京・両国国技館

 腕をたぐられ一瞬俵を背負ったが、敏捷な動きで逆転のはたき込み。東前頭15枚目の千代の国(28)が明生を破り、平幕の勝ち越し第1号となった。

 「先場所もとったりでやられている。それを頭に入れながら、前に出られた」

 9日目での勝ち越しは12勝3敗で初の三賞の敢闘賞を獲得し「自分でもびっくりするほどうれしい」と喜んだ昨年夏場所以来。

 常に全力投球の土俵のためか、故障が多く、両ひざを痛めて平幕から三段目に落ちたこともあった。しかし、くさらずに黙々とけいこを続けて盛り返した。

 「以前は毎日のように治療に行っていたけど、今は痛めている部分が少なくなって治療の回数もだいぶ減った。充実している」と笑顔を見せた。

 昨年10月に第一子の長女が誕生した。「風呂のときに着替えさせたり、あやしたり。鼻の部分がオレに似ちゃったのはかわいそうだけど、子供っていいものだね」と、メロメロだ。

 もっとも、パパになったばかりの昨年九州場所は東前頭11枚目で5勝10敗。師匠九重親方(元大関千代大海)は「やんなきゃ、という気持ちがカラ回り。地に足がついてなかった。大負けか大勝ちしかないタイプ。はまれば恐ろしいよ」とニヤリ。

 全勝の白鵬を追う、ただひとりの1敗力士となり、優勝争いでも不気味な存在になりつつあるが、「身が引き締まる思い。まだ三役という目標にも届いていない。まずは番付を(三役を)狙えるところまで…」と大風呂敷は広げない。

関連ニュース

アクセスランキング