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今年はスポーツイベント目白押し! 遠藤利明元五輪相に聞く「スポーツ界に期待すること」

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、19年はスポーツで盛り上がりそうだ。今秋にはラグビーワールドカップ(W杯)も日本で初めて開催され、東京五輪に弾みをつける。東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長代行を務める遠藤利明元五輪相に、今年1年、スポーツ界に期待することを聞いた。

 「今年はスポーツで沸き立つ1年になる。ラグビーW杯に、熊本では女子ハンドボール世界選手権大会がある。東京五輪関連のテストイベントも開かれ、11月には新国立競技場も完成する。楽しみで仕方がない!」

 遠藤氏はこう表情を緩ませた。自民党の「文教族」で知られ、国会では超党派のスポーツ議員連盟の幹事長も務める。

 スポーツ界は近年、不祥事続きだった。遠藤氏は、同議連からスポーツ庁に、それぞれの競技団体の健全運営の指針「ガバナンスコード」の策定を迫るなど、組織のあり方に目配りしてきた。

 「行政とスポーツ界とが一体となって『インテグリティー(高潔性)』を担保する仕組みをつくる。それが五輪に向けても、より明朗な形でのスポーツ発展につながる」

 新時代のスポーツ界に刷新させる決意と確信のもと、遠藤氏は東京五輪・パラリンピックへの準備を着々と進めている。

 「大会運営に携わるボランティアは、当初目標の8万人を大きく上回る18万人の応募があった。この先、聖火ランナーやコースなども続々と発表される。いろんな動きが活字なり、映像なりで目で見えるようになる。確実に関心は高まる」「ラグビーW杯を成功させ、その勢いで東京五輪へと、相乗効果を得たい」

 スポーツ議連は、東京五輪後も見据えている。

 地域スポーツを振興させ、選手の強化につなげる新たな財源の確保策について、本格的な検討に入る。28日召集の通常国会で、スポーツ振興くじの対象の拡大を目指す。具体的には、プロ野球や米大リーグのほか、バスケットボールのBリーグなどの競技を候補に挙げている。

 遠藤氏はいう。

 「五輪後は、行政がスポーツの財源を負担するのは難しくなる。そこで、スポーツ界と調整しながら、課金制度や寄付の手法も含め、皆さんに興味を持ってもらえる仕組み作りを検討する。日本のスポーツ教育は、武道と学校体育でスタートした。『スポーツで金を稼ぐのはよくない』という意識が強かったが、自分たちで財源を確保し、スポーツ界に還元するための議論を今、深めておくことが必要だ」

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