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錦織の不運と大坂の好運 男子…ビッグ4崩壊もジョコ、ナダル健在 女子…セリーナ復調も戦国時代に (1/2ページ)

 テニスの全豪オープン第10日は23日、メルボルンで行われ、男子の錦織圭(29)=日清食品=は準々決勝で世界1位のノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=と対戦。女子で四大大会2連勝を目指す大坂なおみ(21)=日清食品=はエリナ・スビトリナ(24)=ウクライナ=との対戦となった。日本の男女エース2人は対照的な勢力図の中でプレーしている。

 大きな変化を見せ始めているのが男子だ。10年以上続いてきた“ビッグ4”時代からようやく新時代に移り変わろうとしている。

 今大会では元世界ランキング1位、アンディ・マリー(31)=英国=が1回戦で敗戦。昨年1月に臀部を手術し、世界ランキングは229位にまで落ちて、引退を示唆している。また、第3シードで世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(37)=スイス=が、第14シードのステファノス・シチパス(20)=ギリシャ=に4回戦で敗戦した。“貴公子”フェデラーが、長髪のイケメン若手に敗れた一戦は、新旧交代を印象づけた。

 ただ、ビッグ4は崩れても、あとの2人の強さは健在だ。ジョコビッチと第2シードのラファエル・ナダル(32)=スペイン=は、依然として錦織の前に立ちふさがる大きな壁となっている。

 ジョコビッチは今大会でも衰えることのない強靱な体で強固なディフェンスをみせ、接戦を勝ち上がっている。4回戦ではダニール・メドベージェフ(22)=ロシア=と3時間を超す激戦を演じたが、若手の挑戦をはね返した。

 第2シードのナダルも、相変わらずのしぶとさだ。若手の有望株、世界39位のフランシス・ティアフォー(21)=米国=を完膚なきまでにたたきのめし、ストレートで退けた。準決勝では、フェデラーを下したシチパスと顔を合わせるが、これは世代交代が進むかどうかを占う注目の一戦だ。

 若手の有力選手は確実に伸びてきているが、ジョコビッチとナダルの安定感にはまだ及ばないというのが現在の男子テニス界の情勢だ。ビッグ4の後続グループにいる錦織や第16シードのラオニッチ(28)=カナダ=も好調で、確実に若手に力の差をみせている。

 錦織は第23シードのパブロ・カレノブスタ(27)=スペイン=にフルセットの大逆転で全豪では3年ぶりのベスト8進出。ラオニッチも、4回戦で次世代を背負う素材と期待されている第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を強烈なサーブで下した。

 錦織は何度もビッグ4の壁にはね返され、依然としてその幻影にさいなまれて20代最後の年を迎えた。日本のテニス史を塗り替えてきたが、いまだに四大大会では頂点に手が届かない。試練の時代に生まれたということなのだろうか。

 錦織と比べて大坂はいい時代に生まれた、というべきか。すでに昨年の全米オープンで四大大会のタイトルを獲得している。

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