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イチロー表彰合戦!?“三度目の正直”国民栄誉賞、日本人初の米殿堂入り、マリナーズもオリックスも「51」永久欠番に

 米大リーグ、マリナーズで現役引退を表明したイチロー外野手(45)をめぐる表彰合戦が日米で加速している。我先にと表彰やセレモニーが検討されており、イチローの囲い込み合戦の様相もある。

 イチローは22日、チームのチャーター機とは別便で成田空港から本拠地のシアトルに到着。報道陣、ファンら50人に会釈して迎えの車に乗り込んだ。

 日本のファンには別れを告げたが、次はシアトルのファンに向けて惜別のセレモニーが企画されるもようだ。シアトルでは23、24日(日本時間24、25日)に本拠地で球団ファンフェスタ、25、26日(同26、27日)にオープン戦のパドレス戦が予定され、28日(同29日)から米本土開幕戦のレッドソックス戦という日程になっている。このいずれかの場面で、引退セレモニーが大々的に行われるものとみられる。

 マリナーズは2012年にイチローを放出したが、18年に再び呼び戻し、5月に会長付特別補佐という特別待遇を与えた。今季開幕での引退という花道を設定するほどの厚遇で、引退後はアドバイザー的な名誉職をオファーされるものとみられている。一時は亀裂の入った関係は完全に修復されたかたちになった。

 マリナーズはシアトルでの引退セレモニーで、イチローの背番号51を、通算303勝のランディ・ジョンソン氏も背負っていたことから、ダブル永久欠番として発表するもようだ。

 負けていられないのが古巣のプロ野球オリックスだ。同様に51を永久欠番にするよう検討に入る。まだイチローに意向を確認していないが、湊通夫球団社長は22日、前向きであることを明らかにした。古巣としての存在感は失いたくないところだ。

 また、過去2度辞退した国民栄誉賞の授与も検討される。菅義偉官房長官は22日の記者会見で「国民にそういった声があることは十分認識している」と語った。イチローは01、04年に非公式に打診されたが、若さや現役であることを理由に固辞している。本人の了承を得られれば、正式決定となる見通しだが、三度目の正直で、今度こそもらってもらわないと政府も立つ瀬がない。

 出身地の愛知県も出遅れるわけにはいかない。大村秀章知事は22日、県民栄誉賞の授与を検討する考えを明らかにした。「不世出の大選手。活躍に感謝を申し上げたい」と前向きだ。

 さらに、米大リーグではイチローの日本人初の米国野球殿堂入りが確実になっている。記者投票で決まるが、2025年に候補者資格を得る予定で、マリアノ・リベラ氏(ヤンキース)しかいない満票での即選出も期待される。表彰をめぐって狂騒曲が奏でられている。

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