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DeNAキャンプ参加のビスケル特別コーチ、“大リーグ版牛若丸”の指導ぶりに注目!

 いよいよ日本のプロ野球がキャンプインし、新外国人選手も続々来日。その中で一番の大物といえば、選手でなくコーチである。今月4日からDeNAキャンプに特別コーチとして参加するオマー・ビスケル(52)だ。

 1989年マリナーズでデビューし、24年にわたり遊撃手としてプレー。4つの年代に及ぶ“4デケードプレーヤー”だ。2012年ブルージェイズ時代には45歳でヒットや盗塁まで決め、イチロー氏もビックリ? の長寿選手だった。

 メジャー通算2877安打、404盗塁も凄いが、最大の魅力はショートでの曲芸的な守備にあった。中でも一番の見せ場は素手で打球を捕って送球するプレー。本人曰く、「12歳の頃までグラブがなかったので自然と身に付いた」とか。

 南米ベネズエラが輩出する名ショートの伝統を受け継ぎ、彼らにとって栄光の背番号「13」を継承。日本でも有名な「オズの魔法使い」ことオジー・スミスの史上最多13回に次ぐ、遊撃手として2位の11回もゴールドグラブ賞に輝いた。

 当時は「鉄人」カル・リプケンはじめ、アレックス・ロドリゲス、デレク・ジーターら大型ショートの時代。そんな中、身長175センチの小さな大遊撃手が神業のようなプレーを連発した。日本でいえば「牛若丸」吉田義男(元阪神)といった感じか。

 1999-2001年にはインディアンスで、ロベルト・アロマーと最強の二遊間コンビが話題を呼んだ。殿堂入りアロマーもゴールドグラブ賞10回という名二塁手。その相棒からも「彼の守備は超一流。信じられないプレーを演じる」と絶賛された。

 18年から米野球殿堂入り資格を取得し、今年は得票率52・6%をマーク。全米野球記者協会の投票により75%以上の得票で選出されるので、同国出身で往年の名ショート、ルイス・アパリシオに次ぐ史上2人目の殿堂入りも近い。

 同じベネズエラ出身で、インディアンス時代に同僚だったアレックス・ラミレス監督との関係で実現した夢の特別コーチ。“大リーグ版牛若丸”の指導ぶりに注目したい。(大リーグ評論家・福島良一)

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