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“優等生”藤浪晋太郎も堕落…コロナパーティーでわかったユルユル環境 「阪神さんはお断り」高校球界からは総スカン

 球界全体で新型コロナウイルスへの警戒が叫ばれる中、阪神・藤浪晋太郎投手(25)が大阪市内でパーティーに参加。同僚2人や20代女性らとの集団感染が疑われる事態は、今秋ドラフトにも深刻なダメージだ。春夏の甲子園で優勝投手となった大阪桐蔭高時代、藤浪の才能だけでなく性格面も高く評価していた他球団スカウトは、「プロで変わってしまった」とショックを隠せず。豊かな才能をスポイルしてしまった“虎の穴”の育成環境に、ダイヤの原石を送り出す高校球界から総スカンの様相だ。

 ■タニマチが主催

 高校野球の聖地、甲子園で春夏連覇。プロでもホームとする藤浪が“疑惑の宴”に興じたのは、コロナ禍でセンバツ大会中止が決定し、出場の夢を奪われた球児たちが涙した、わずか3日後の3月14日のことだった。

 4月2日発売の『週刊文春』では、タニマチが所有する大阪・梅田のタワーマンションの一室にすし職人を呼んで行われたパーティーに、多数の女性が入れ代わり立ち代わり訪れたと報じられている。贅の限りを尽くした酒池肉林にふけりながら、悲嘆に暮れる球児の姿は一瞬でも脳裏をよぎらなかったのか。

 「剛速球よりも、必死に努力する姿が印象的だった。ドラフト前に許可を得て面談も行ったが、性格面でも同じ年の大谷と並んで最高評価。ウチは指名できなかったけど、他球団でも同じだろう」。藤浪の高校時代を振り返りながら、大きくため息をつくのはあるベテランスカウトだ。

 当時は同い年の花巻東高・大谷翔平投手(25)=日本ハムから米大リーグ・エンゼルス=を「投手としての才能なら上回る」と絶賛された。プロ1年目から3年連続2ケタ勝利と順風満帆に見えたが、2016年以降は制球難に陥り、昨季は1試合のみ登板で初の未勝利。大器は明らかに伸び悩んでいる。

 今回のパーティーでも主催者とされたタニマチの存在を、半人前の選手を甘やかしてチーム成績を低迷させる元凶と批判したのは、2月に急逝した野村克也氏だ。01年まで3年間の阪神監督時代にほとほと手を焼いたが、20年近くたった今も体質は変わっていない。

 「何よりショックなのは、あの藤浪がこれほど自覚のない行動を取ったこと。球界でも最高峰の才能の持ち主が変わってしまった」と同スカウトは嘆きが止まらない。

 阪神は昨秋ドラフトで6人指名した支配下選手のうち、上位5位までを甲子園出場経験のある高校生で固めた。本拠地で躍動した高校野球のスターを、そのまま球団人気につなげる戦略は好意的に受け止められたが、この騒動で暗転しそうだ。

 関西のある強豪校監督は「まず心配するのは選手の親御さん。例年なら6月くらいに選手と保護者を交えた進路相談するんですが、『阪神さんから話があってもお断りしてください』と言われるかもしれない。野球賭博のときの巨人がそうでしたから」と険しい表情。

 ドラフト会議を控えた15年秋に所属選手の野球賭博への関与が発覚し、巨人のイメージは地に落ちた。当時のスカウトは調査書の受け取り拒否、水面下で指名を断わられるなどの例が続出した。

 「『才能があっても、芽をつぶす環境になっているんじゃないか』という不安は親も指導者も同じように感じます。本当なら12球団どこでもOKと言いたいですけど…」と前出監督。

 高校球児の夢舞台を本拠地とする、西の老舗球団の前途に差した影は広がる一方だ。

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