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開幕延期で9連戦やダブルヘッダーも? 阪神のベテラン4人は過酷なシーズンに

 日本野球機構(NPB)はコロナ禍で遅れている公式戦の開幕を、6月中旬から下旬を目標に準備を進めている。いまのところ同19日が有力だが、感染の収束次第で7月にずれ込む可能性もあるだろう。阪神の球団幹部は「既に経営面で大打撃を受けているが、開幕後の日程も気にかかる。組み方によっては、優勝争いを左右しかねない」と打ち明けた。

 背景に主力選手の高齢化がある。藤川球児投手(7月で40歳)、能見篤史投手(今月28日で41歳)、福留孝介外野手(43歳)、糸井嘉男外野手(7月で39歳)といった面々だ。藤川は抑え、能見は左腕中継ぎエース、福留はクリーンアップの一角、糸井は1番か3番と、いずれも15年ぶりの優勝を目指すうえで欠かせない選手ばかり。矢野監督は昨年も福留に休養日を設けるなど、4人の体調には細心の注意を払いながら起用した経緯がある。

 注目されるのは新日程の試合数。各球団ができるだけ増やすことを希望すれば、過密になると予想される。一部では9連戦の増加や、22年ぶりのダブルヘッダーも取り沙汰され、いずれにせよ4ベテランにとっては過酷なシーズンになる。

 例えば藤川だが、シーズンを通して抑えを務めるのは8年ぶりで、どこまで連投に耐えられるか。糸井は昨年まで3年連続大きな故障で長期欠場を余儀なくされた。適度な休養が必要な時期に来たのではないか。球界最年長の福留はダブルヘッダーだと2試合ともスタメン起用はとても無理な相談だろう。

 首脳陣にすれば、ベテランは頼もしい存在ながら、無理な起用はやがて反動を招く恐れがあり、異例のコロナ禍日程ではより緻密な用兵を迫られる。(スポーツライター・西本忠成)

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