zakzak

記事詳細

強打あり!バントあり! 「2番・近本」で得点力アップと打倒巨人!

 阪神の近本光司外野手(25)は首を長くして開幕を待っている。矢野監督から新2番打者に指名され、難度の高い仕事に挑むのが楽しみなのだ。連日、甲子園の練習では鉄則といえる凡飛球禁物のフリー打撃に徹している。

 指揮官の狙いは当然、得点力のアップ。足の速い近本を2番に置けば、送りバント不要で好機を拡大できる。昨年も試したがルーキーには荷が重く、1番に据えるとチーム最多の159安打、盗塁王(36個)。成長をはっきり見届けたうえでの決断だ。

 2番を重要視する背景に速攻性を欠く打線がある。昨年を例に取ると、初回の総得点63、3回までの序盤の総得点155はいずれもリーグ最少。これではなかなか先行逃げ切りパターンに持ち込めず、自慢の強力リリーフ陣は宝の持ち腐れになる。

 そうでなくとも、球界には2番に強打者を置く戦法が広まりつつある。巨人の坂本、DeNAの筒香(現レイズ)やソトがいい例だ。昨年の優勝巨人、2位DeNAは偶然ではないだろう。3位阪神は巨人に10勝15敗と負け越した。その意味では2番近本は打倒巨人の切り札とも受け取れる。

 最近、近本が意識するのは年齢である。プロ2年目といっても今年で26歳。球界を見渡せば中心選手がゴロゴロいる。自分も早くその域に到達したい思いが、新境地への挑戦欲を駆り立てる。

 強打と見せかけて一転バント。時には逆の手を駆使するなど、敵の守備隊形をかく乱させるいやらしい2番打者を目指している。(スポーツライター・西本忠成)

関連ニュース

アクセスランキング