阪神・福留、取り戻した「存在感」 今季1号勝ち越し弾! - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

阪神・福留、取り戻した「存在感」 今季1号勝ち越し弾!

 崖っぷちに追い込まれた球界最年長男が、薄れかけた存在感を自ら呼び起こした。阪神・福留孝介外野手(43)が16日のヤクルト戦(甲子園)で、途中出場から2安打4打点と大暴れ。チームを4カード連続の勝ち越しへ導いた。

 2点差を追う6回2死一、二塁で代打で登場した福留。「腹をくくって積極的に振りにいこう」と、近藤のスライダーを引っ張り右越えの2点二塁打。これがようやく今季の初打点だった。

 続く2打席目は、同点の8回1死一塁でバックスクリーン左へ今季1号勝ち越し弾。「打った瞬間(スタンドに)届くなと思いました」。三塁を回ったところで右拳を挙げ、喜びをかみしめた。

 プロ22年目の今季は「5番・左翼」で開幕スタメンも、調子が上がらず代打待機する日が増えた。それでもグラウンド外で存在感を発揮。3日の広島戦(マツダ)が雨天中止となると、室内練習場で2年目の近本を2度も指導した。昨季セ・リーグ新人最多の159安打を放つも、今季は極度の打撃不振に陥っていた若虎は、翌日に3安打3打点の活躍で応えた。

 「近本の指導が即、結果が出て後輩に助けられた格好だけど、ベテランが最も恐れるのはチームの内外で存在感が薄れること」と話すのは、中日時代から福留を知る球界関係者だ。「昔から周りが見えて立ち回りにたけていた」という指摘通り、今春には藤浪らの新型コロナウイルス感染で批判の嵐が吹き荒れるなか、チームの先陣を切って謝罪もしている。

 試合後のお立ち台では「なかなか調子が上がらないなかで、お客さんの拍手は勇気になった。ファンの方あって、野球ができるのは改めていいことだなと思う」と頭を下げた大ベテラン。まだまだグラウンドでも貢献していく。 (山戸英州)

関連ニュース

アクセスランキング

×