【プロ野球実況中継】昔のヤジは…ウィットがあり思わず笑っちゃうことも - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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昔のヤジは…ウィットがあり思わず笑っちゃうことも

 甲子園球場で、ヤジによる試合の中断が話題になりました。5000人がしーんと静かに観ているなかで、大きな声を出せばやっぱり目立ちますよね。

 そのあたりは私も無観客の神宮で、実況のときに洗礼を浴びましたから(笑)。先週末にほっと神戸で巨人対ヤクルト戦を中継したときには、全くヤジは聞こえませんでしたが、球団ないし球場によって、ファン気質みたいなものもあるんでしょうか。

 あと、最近の選手がヤジに慣れていないっていうのもあるでしょうね。私がスポーツアナウンサーになりたてのころの川崎球場などは、観衆5000人がまさにアベレージでした。一応、トランペットや鐘、太鼓を使った応援もありましたが、ぽつりぽつりと牧歌的な雰囲気でしたから、口さがないヤジの声がよく通ってました。逆に私の実況練習の声もバックネット裏に丸聞こえ。言い間違えると、「しっかり喋れよ」なんてヤジられていたものです。

 でも、あのころのヤジは当意即妙というかどこかウィットがあって、思わず笑っちゃいましたね。たとえば敵チームで3安打している打者が出てくると、「もう今日は勘弁したってや~」とか。

 はたまた、これは元巨人の堀内恒夫さんから聞いた実話です。

 「俺がマウンドで投げようとしたら、お客に『おーい堀内、首に泥がついてるぞ!』って言われたんだよ。一瞬『えっ?』と思ったんだけど、よく考えたらホクロのことだった。悔しいけど、おかしくて力が抜けちゃったよ(笑)」

 応援が規制される静かなスタジアムでは、もうしばらくヤジが物議をかもすかもしれませんが、どうせなら「座布団1枚!」って言いたくなるような面白いのを期待したいものです。

 …なんて言ったら怒られますね(汗)。(フリーアナウンサー・松本秀夫)

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