【トラとら虎】藤浪1軍昇格へ“みそぎ”済んだ? 平田2軍監督が太鼓判「十分通用する」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

藤浪1軍昇格へ“みそぎ”済んだ? 平田2軍監督が太鼓判「十分通用する」

 新型コロナウイルス感染や練習に遅刻など、物議をかもした阪神・藤浪晋太郎投手(26)に、ようやく1軍昇格が見えてきた。首脳陣が示唆したのは16日のウエスタン・リーグ、対オリックス戦。先発で7回を4安打無失点の危なげないマウンドだった。

 この1試合ならともかく、前々回は3回を無失点、前回は5回を無失点と、安定した投球内容が課題の制球難克服の証し。平田2軍監督も「157キロとスピードは戻っているし、四球から崩れる感じも全くない。もう1軍で十分通用する」と太鼓判を押す。

 もっとも、藤浪から笑顔が消えて久しい。無失点の登板が続いても、「これくらい投げられないと上(1軍)でどうこうの話になりません」と満足のかけらもない。2015年の14勝をピークに、7勝→3勝→5勝→0勝と、下降線を描いた屈辱は、2軍レベルの好投くらいで晴れないのは当然だろう。

 さらに今季は野球人としての信頼も地に落ちた感がある。3月末には多人数の会食による新型コロナウイルス感染で2週間の入院。活動再開後の5月末には1軍練習に遅刻して2軍降格を命じられた。当時、矢野監督は「全体の信頼を失うような行為で、みんなと同じ気持ちでやっていくのは難しいと判断した」と厳罰の理由を話している。どうも遅刻は今回だけではなかったらしい。

 藤浪はそんな周囲の厳しい目を復活の糧にしてきたのではないか。いろんな人に忠告され、猛省し、ひたむきに野球に取り組む以外に道はないと、痛感したのは容易に想像がつく。

 目下、1軍はコロナ禍日程で6連戦の連続。首脳陣は先発ローテのやりくりに頭が痛い。そろそろ藤浪のみそぎは済んだと判断してもいいころである。(スポーツライター・西本忠成)

関連ニュース

アクセスランキング