【勝者のワザ】ワークデイ・チャリティーオープン優勝のコリン・モリカワ トップでの“左手掌屈”は世界のトレンド - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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ワークデイ・チャリティーオープン優勝のコリン・モリカワ トップでの“左手掌屈”は世界のトレンド

 カリフォルニア大バークレー校時代にアマチュア世界ランキング1位になってプロ入りして2年目。モリカワがワークデイ・チャリティーオープンでツアー2勝目を挙げた。最終日、15番ホールを終え、残り3ホールとなったところでトップのジャスティン・トーマスとは3打差。そこからトーマスの乱れもあって追いつき、プレーオフとなった。そして、3ホール目にモリカワが優勝を決めた。

 バランスのとれたスイングは、アマチュア時代から美しさで定評があった。特にダウンスイングからフィニッシュへ向けての振り抜きのよさ、鋭さが際立っている。

 美しく、シャープなスイングのポイントになっているのが、トップスイングでの左手首の角度だ。ダスティン・ジョンソンに代表される“掌屈”と呼ばれる格好になっている。左手首が手のひら側に折れ、左手首が盛り上がった状態になる。

 アマチュアゴルファーも、この左手首の形を身につけると、飛距離アップとショットコントロールの向上を望める。

 ジョンソンやモリカワはトップで掌屈状態にしている。世界ランク1位のロリー・マキロイは、ダウンスイングに切り替えてから左前腕部を外旋(自分から見て反時計回り)させることで掌屈状態を作っている。

 前者は左親指をグリップの真上に置くスクエアグリップで、後者はややストロンググリップであることからくる違いであるが、いずれにしても、この掌屈は、いまや多くのツアープロが採り入れているトレンドとなっている。

 メリットは、インサイドからのボールアタックをしやすく、急激なフェースローテーションが防げることで長いインパクトゾーンが約束されるところにある。ダウンスイングを左足親指方向に踏み出しやすく、胸が開くことなくインサイドアタックできることで大きなエネルギーをボールに伝えられる。

 ダウンスイングで左サイドが早く開いてしまってエネルギーを蓄えきれず、しかもパワーをロスしてしまいがちなゴルファーは、掌屈を覚えるとスイングもショットも一変するだろう。

 モリカワはアプローチショットの基本であるピッチ&ランでも、左手は掌屈させている。まず、アプローチショットから練習していくのが良策になる。ボールがつかまるとは、どういう感覚なのかも理解できる。

 ■Collin Morikawa 1997年2月6日生まれ。米カリフォルニア州ロサンゼルス出身の日系米国人。2018年世界アマランク1位となり、カリフォルニア大バークレー校を卒業後の19年にプロ転向。4試合目の「3Mオープン」で2位。同6試合目の「バラクーダ選手権」で初優勝した。タイガー・ウッズの25試合連続に次ぐ2番目の記録となる22試合連続で予選を通過。米通算2勝。日本語は話せない。家族は両親と弟。ガールフレンドは学生時代から交際しているキャサリンさん。175センチ73キロ。

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