逆転勝ち呼んだ巨人・原監督の伏線 采配力の差を見せつけ… - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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逆転勝ち呼んだ巨人・原監督の伏線 采配力の差を見せつけ…

 巨人は19日のDeNA戦(横浜)で鮮やかな逆転勝ち。原辰徳監督(61)は敵将との采配力の差を見せつけ、今季最長の6連勝を飾った。貯金も最多の「9」に伸ばし、早くも独走の気配だ。

 巨人歴代最多勝が照準に入った名将の、先読みと決断力が凝縮された土壇場の攻撃だった。1点を追う9回、相手守護神の山崎の前に先頭打者が3球三振で倒れたが、続く途中出場の坂本が内野安打。代走の増田大が二盗を成功させ、丸の内野安打の間に二塁から激走して同点の本塁を陥れた。さらに、代わった国吉から岡本が2点本塁打を放ち、試合を決めた。

 原監督は「いやいや、もう、価値から言ったら(決勝弾と)同格だね!」と増田大の好走塁を激賞。だが、ライバル球団の偵察部隊をうならせたのは、指揮官自身が周到に張り巡らせた伏線だった。

 1点を追う7回だ。この日1号2ランを放っていた1番亀井に、先発を外れていた坂本を代打に送った。四球で出塁すると、次打者の吉川尚にも代打でウィーラー。得点には結びつかなかったが、両選手ともそのままラインアップに残した。

 他球団スコアラーは「あれは7回で追いつこうとして出した代打じゃない。その気なら、坂本が四球を選んだ時点で代走を出している。9回にもう一度、打席が回ることを見越していた」と指摘。さらに相手守護神の状態も把握したうえで、「エスコバーやパットンより、調子の上がらない山崎で勝負を掛けようとしていた」と分析する。

 指揮官は「最善策ということですね。左のエスコバーの後は右(パットン)、右(山崎康)じゃないですか。エスコバーが出た時点で…、ということはあるでしょうね」と種明かし。やはり9回までの継投を想定し、1番に坂本を入れて反撃機に備えていたのだ。

 対して、DeNA・ラミレス監督は不可解な采配を連発した。2回1死一塁で先発投手の平良に強攻させて右飛に終わった場面について、「バント以外のサインを出そうとしたが、平良がそれを知っているか定かではなかった」と衝撃の告白。チーム内で最低限の約束事もできていないのだ。9回も同点の段階で守護神を降板させてプライドを傷つけたうえ、格で劣る火消し役が決勝弾を浴びては誰も救われない。

 どれだけ好選手をそろえようとも、独走巨人の対抗馬に名乗りを上げるには、監督の差が大きすぎる。 (片岡将)

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