声援も笑いもなく拍手だけ…まるでテニス会場? マナーわきまえた大相撲ファン、静かすぎるがゆえの“珍事”も - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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声援も笑いもなく拍手だけ…まるでテニス会場? マナーわきまえた大相撲ファン、静かすぎるがゆえの“珍事”も

 ■大相撲7月場所2日目=20日、両国国技館

 上限2500人の観客を入れ、声援禁止などの厳戒態勢で行われている7月場所。取組後にはさざ波のような拍手が起こり、さながらテニス会場の様相となっている。

 さすがは感染リスクを押しても、足を運ぶ本格ファンというべきか。何より目を引くのは、スマートフォンを見ているお客さんがいないことだ。野球場では液晶画面ばかり見ている観客もいるが、40-60代の客層は仕切り中でもじっと土俵を凝視。四半世紀前のプロ野球では、ロッテの首脳陣が「千葉マリンは外野席の着信音が聞こえる」と笑い話にしていたものだが、マナーをわきまえた大相撲ファンは、携帯電話を鳴らして力士の集中力を乱すこともない。

 歓声もなければ、笑いもない。高須クリニックは毎場所、勢の取組に5本の懸賞をかけており、「YES、YES、高須クリニック」のアナウンス5連発で爆笑を巻き起こしてきた。だが寂しいことに今場所は懸賞がかからず、お約束の笑いどころもお預けに。この日の勢は、石浦を下して初白星も懸賞金ゼロ。「土俵にだけ集中しているので、周りのことは気にしていません」と話した。

 異例のコロナ対策場所ならではの珍事は、玉鷲に軍配が上がった一番でも起きた。物言いがつくと審判団は、密を避けて距離を取る分、声を張って協議。その結果が説明される前から、千代大龍は「負けだと思って『よし、明日頑張ろう』と思った」と苦笑いだ。

 「審判の声が丸聞こえなんですよ。『千代大龍が先に落ちた』と3回ぐらい聞こえた。いつもだったら聞こえないけど、お客さんがいないので親方の声が響く。前まではドキドキする感じもあったけど、聞こえちゃうんで。それも面白いのかな」

 今後も珍事件が続出しそうだ。(塚沢健太郎)

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