白鵬、優等生相撲で3連勝 因縁の遠藤にも張り手“封印” - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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白鵬、優等生相撲で3連勝 因縁の遠藤にも張り手“封印”

 ■大相撲7月場所3日目=21日、両国国技館

 余裕か、改心か。横綱白鵬(35)=宮城野=が、問題視されてきた立ち合いの張り手を今場所は1度も使わずに、優等生相撲で3連勝を飾った。

 この日の相手は東前頭筆頭の遠藤(29)=追手風。昨年の九州場所はエルボー炸裂で流血に追い込んだが、今年初場所では立ち合いを逆手にとられて金星を配給。何かと因縁めいている。

 警戒する相手には、特に厳しい立ち合いをする傾向が強い白鵬。初日に鶴竜から金星を挙げている遠藤だけに、ついに今場所初めての張り手かエルボーが飛び出すかと思われたが、この日も封印した。一気に押し出した遠藤と一緒に土俵から落ちると、勢い余ってそのまま止まれず、西の花道の奥まで走っていく珍しい一幕もあった。

 報道陣のリモート取材には応じなかったが、代わりに高田川審判長(元関脇安芸乃島)が「休まず土俵際までいって、勢いあまって花道まで行っちゃったね。迷いなくいっていたように見えた」と評価。八角理事長(元横綱北勝海)も「30歳を過ぎて、この馬力だよ。こういう相撲を取ると強い。乗ってくる」と絶賛した。

 3月の春場所では張り手を乱発。なりふり構わず勝ちにいき、44回目の優勝をもぎとった。ところが、場所のなかった4カ月で、どんな心変わりがあったというのか。むしろ、コロナ自粛中にじっくり体調を整えた効果で、張り手ナシでも勝てると思えるほどの余裕の表れとみるべきだろう。

 近年は皆勤と休場を繰り返し、東京では一昨年の秋場所を最後に優勝がない。連覇となれば2017年夏、名古屋以来3年ぶり。夏場所中止で完全に息を吹き返したようだ。 (塚沢健太郎)

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