阪神・矢野監督もご満悦 “開幕2軍男”サンズ本領発揮のワケ  - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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阪神・矢野監督もご満悦 “開幕2軍男”サンズ本領発揮のワケ 

 シーズン序盤、貧打の日々に泣いた弱い虎はどこへいった!? 阪神は28日のヤクルト戦(神宮)に18安打を放ち、2年ぶりの20得点で大勝。キーマンになったのは新助っ人の1人、ジェリー・サンズ外野手(32)の一撃だった。

 序盤3回で9得点を奪えただけでも上出来だったが、この日の猛虎打線は手加減しない。2打席目に右前適時打を放ち気分が乗っていたサンズは、4回2死満塁で左腕・坂本の外角直球をライナーで右翼席へ運んだ。

 2回に相棒のボーアは今季2本目となる7号満塁弾。1試合に満塁本塁打2本は1996年(新庄、塩谷)、2010年(城島、マートン)に続く球団史上3度目の快挙だ。これにはサンズも「ボーアとそろって満塁ホームランを打つことができるなんて、信じられない!」と大興奮。気をよくしたまま4安打5打点と暴れまくり、6回途中に代走を送られ退いた。

 不振で開幕2軍スタートのサンズだったが、初昇格した6月27日のDeNA戦で、敗色濃厚の9回二死、山崎康から逆転3ランを放ち鮮烈なデビュー。その後、マルテの離脱や近本の不振で3番起用が増えると、さらに調子を上げてきた。

 他球団の編成担当者も「1軍に上がったころとは正直、別人だよ。日本と同じ変化球主体の韓国球界を経てきているので、対応し始めたら打ち出すのは時間の問題」と警戒を強めている。

 特に手ごわさを感じるは独特の「選球眼」だ。

 この日も執拗な内角攻めに遭っていたが「そこばかりやっても、結局失投があれば打つレベルにはある。厄介なのは低めの打てる、打てないゾーンを自分で決めて忠実にバッティングしていることだ」と分析。

 「だから、低めに誘っても他の外国人選手のようにドツボにはまらないし、少しでも甘く入れば今日のようにスタンドインできる力はある。彼が本領発揮するのはこれからだと思う」と予言した。

 18安打を放った打線に左うちわで戦況を見つめた矢野監督も助っ人2人の“アーチ競演”には「そんなに出るものじゃない。すごいことだ」とご満悦。後はこの勢いを継続することが大切だ。 (山戸英州)

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