【編集局から】人間くささもあった「伝説の打者」 須藤豊氏が証言した榎本喜八さんの“横顔” - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

【編集局から】人間くささもあった「伝説の打者」 須藤豊氏が証言した榎本喜八さんの“横顔”

 プロ野球・巨人の坂本勇人内野手(31)には今季、最年少2000安打記録の52年ぶりの更新に期待がかかりましたが、コロナ禍による開幕延期もあって果たせず。そのデッドラインを機に30日発行の夕刊フジ運動面では、記録を“防衛”した伝説の打者、榎本喜八さんを大特集しました。

 引退後は表舞台に出てこなかったこともあり、ミステリアスな打撃の達人は浮き世離れした数々の逸話とともに語られてきました。しかし高校時代から縁があり、毎日オリオンズでも1年後輩だった夕刊フジ評論家の須藤豊氏(83)が、今回の記事で証言した横顔からは、ウィキペディアなどではうかがい知れない人間くささも伝わります。

 記事で紹介しきれなかった逸話をこちらで。1959年のある遠征中、榎本さんに「須藤、ちょっと来い」と部屋に呼ばれて話を聞くと、「おまえも遊んでカネを使うなら…」。父親から譲り受けた東京・練馬の土地を買わないかと、持ちかけられたのだそうです。

 「あのころの練馬といったら大根畑。『そんな田舎の土地、要らないよ』と断ったんだけど、もし買っていたら今ごろは…。まったく、先見の明のなさを恥じるばかりだね」。60年以上前の昔話を、須藤氏は愉快そうに振り返っていました。(運動部・笹森倫)

アクセスランキング