【プロ野球実況中継】失投を「致命傷」にしないプロの技 高卒2年目の巨人・戸郷は身に付けられるか - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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失投を「致命傷」にしないプロの技 高卒2年目の巨人・戸郷は身に付けられるか

 首位を快走する巨人。高卒2年目ながら先発ローテーションで回っている期待の若手、戸郷翔征投手(20)がちょっとした壁に当たっています。

 22日の中日戦(ナゴヤドーム)では4回途中3失点で初のKO負け。29日のDeNA戦(東京ドーム)では5回7奪三振と力投しながら、梶谷、高城両選手にホームランを浴びて3失点。またもや黒星を喫しました。

 戸郷投手といえば、ルーキーイヤーの昨年9月21日、巨人の優勝決定試合でプロ初登板初先発、4回2/3を2失点に抑えたのが印象的。私はこの試合の実況をしていたのですが、けれんみのない投球に清々しさを覚えたものです。

 あれから10カ月、戸郷投手の投球からは相変わらず打者に向かっていく気迫が伝わってくるのですが…。29日の東京ドームでは、解説者の野村弘樹さんが興味深いことをおっしゃいました。

 「個々のボールは素晴らしいんです。ただ、2本のホームランはいずれも失投ですね」

 そして「失投」についてこんなコメントを。

 「失投のときって、投げる瞬間に“やばい”ってわかるんです。そのとき最後の最後にわざと、指先にひっかける、あるいは抜け球にするっていうのもテクニックのひとつ。たとえ失投しても、バッターが打ちやすいところに行かないように、どう工夫するかなんですよ。特に高城は8番打者だったから、一発を浴びては…」

 確かに高城選手に打たれたボールは、真ん中高めに「打ってください」と言わんばかりの甘いスライダーでした。どんどん打者を攻めていくなかで、「しまった!」って瞬間に危機をどう回避するか。若い戸郷投手がさらなるステップアップをするための課題のひとつが見えた気がしました。

 われわれアナウンサーもミスはしますが、致命的にならないように気をつける…同じようなことでしょうか。え? それはごまかしのテクニックだろうって?? おっしゃるとおりです(汗)。(フリーアナウンサー・松本秀夫)

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