巨人、真夏の異例人事の狙いは… 球団副代表が明かすそのワケ - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

巨人、真夏の異例人事の狙いは… 球団副代表が明かすそのワケ

 巨人は1日付で井上真二3軍監督(54)のファームディレクター就任と、後任に二岡智宏3軍総合コーチ(44)を充てる人事異動を7月31日、発表した。異例の時期に発出された異動の狙いとは。

 4月の異動でファームディレクターだった高田誠氏がスカウト参与と兼務となり、ほどなくスカウトに専任。2軍と3軍の強化を担当するファームディレクターが空席となっていた。

 通常ならシーズン終了後に行われる配置転換だが、大塚淳弘球団副代表編成担当(60)は「ファームは育てるということと、もう一つ大事なのは“切る”ということ。井上はスカウトもやって、1軍コーチに2軍コーチも3軍監督もやっている。一番ふさわしい。選手の一生がかかっている」と理由を明かす。

 「今まで何回も切るということに関して失敗している。ダメなんじゃないかと見た選手も活躍するケースが多かった。原監督に相談して、一番分かるのは井上じゃないかと。僕はシーズン途中だといろいろ(メディアに)書かれるからシーズン終了後にしようと言ったけど、監督は『早い方がいいんじゃないか』と。それで8月1日付になった」と大塚副代表。

 コロナ禍で開幕が3カ月遅れとなったが、秋にはドラフトと戦力外通告の期間がやってくる。来季に向けて整理対象の見極めが始まるのが夏場のこの時期。シーズン終了を待っていては戦力外の選別に不安が残るという原辰徳監督(62)の決断が反映された形だ。

 「いままで『お金で優勝』とか言われていたじゃないですか。ウチはいま、発掘とか育成にシフトしている。育成契約もソフトバンクと比較してどうなのかと会議で話し合った。ソフトバンクは育成から甲斐、千賀、大竹、周東。うちは10年で増田大ひとりじゃないかと」と大塚副代表。

 育成契約からレギュラーどころか、代表クラスの選手を輩出する日本一球団をお手本に、かねてからスカウティングと選手育成の効率化を提唱してきた全権監督の意向を反映した。

 真夏の異例人事で日本一への距離は縮まるか。 (片岡将)

関連ニュース

アクセスランキング