【勝者のワザ】3Mオープン優勝のマイケル・トンプソン 無理・無駄な動きの排除はどこから ハーフスイングの徹底を - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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3Mオープン優勝のマイケル・トンプソン 無理・無駄な動きの排除はどこから ハーフスイングの徹底を

 35歳のトンプソンが、7年ぶりにツアー2勝目を挙げた。パワーヒッターが主流になったUSPGAツアーにあって、トンプソンはステディーな総合力で戦っている。

 実は、多くのアマチュアが参考にすべきは、こちらのタイプのゴルフになる。

 飛距離不足、不安定な方向性、ジャストミート率の低迷…アマチュアの悩みの原因は、無理・無駄から生じていることが多い。ポテンシャルを生かせなかったり、オーバーアクションになっていたりして、パワーもスピードもロスしている。

 無理・無駄を排除して効率のよいスイングにするには、どこから手をつけていけばいいのか。最初にチェックすべきは「バックスイングの大きさ」と「ダウンスイングの下半身」である。

 バックスイングを大きくするほど、パワーが蓄えられる-とか、ダウンスイングで下半身リード幅が広いほどスピードが出る-といったことに振り回されてはいけない。こうした意識が“過剰動作”を招き、パワー、スピードのロスにつながることを知る必要がある。

 トンプソンは、バックスイングで左腕が地面と平行になるところが「意識の中ではトップポジション」としている。実際は、肩と頭の中間まで上がるのだが、これは、クラブヘッドの慣性モーメントによって、勝手にプラスされる動きだ。つまり、左腕が地面と平行になるところで止めるつもりでも、クラブはなお動き続けるわけだ。では、自分の意志で、もっと大きく、高く上げようとしたら、何が起こるか。オーバースイングであったり、ボディー部のターンが追い付かずに左腕が大きく曲がってしまうようになる。

 ダウンスイングでの下半身の動きにも同様のことがいえる。大きく強いリードを意識しすぎると、腰のスライドが顕著になったり、下半身のバランスを保てなくなる。使いすぎ、動きすぎ…という過剰動作になる。

 基本に戻ろう。ハーフスイングの徹底である。そこから、トップ位置は変えずにフォロースルーを大きくしていって、フィニッシュまで振り切るように段階的に進めていく。スピードも段階的にアップしていく感覚をつかめる。無理・無駄のない効率的なスイングに近づく早道だ。

 ■Michael Thompson 1985年4月16日生まれ、米アリゾナ州ツーソン出身。高校時代に州の最優秀賞を獲得し、トュレン大に進学。ハリケーン被害でゴルフ部が廃部となったことからアラバマ大に編入。2007年「全米アマ選手権」準優勝で、08年「マスターズ」「全米オープン」に出場。同年にプロ転向し、10年に米ツアーカードを獲得。12年「全米オープン」2位。13年「ホンダクラシック」で初優勝を飾った。米ツアー通算2勝。レイチェル夫人は医師。趣味は読書とフットボール。182センチ、84キロ。

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